-ガチ恋の流儀-

こんばんは、氷雨です。
推しの新曲のSMVが公開され、息も絶え絶えになっております。

突然ですが、皆さんには好きな人がいますか?
いわゆる「推し」と呼ばれるような、応援したい人がいますか?

もしいるのなら、あなたは自分の中でどんなことを軸に、
或いはどんな信念を持って「推し活」をされているでしょうか?


ちょっと前に私のいる界隈で
「推しのことをどこまで知りたいと思うか?」
という議題が話題になりました。

また界隈でよく話題にされるのが画像の「無断転載」です。
或いは「サインの転売」問題だったり、推しの「目撃情報」
であったり、問題提起をし始めたら枚挙に暇がありません。


私が「推し事」をしていく上で大事にしていることは
推しの迷惑になること、嫌がることはしたくないということ。

すなわち、好きな人が「笑顔」で活動できる応援をしたい。
ということに他なりません。単純明快、シンプルイズベスト。



例えば、先ほど挙げた例でお話してみましょうか。
「無断転載」は推しの活動にプラスになるのでしょうか?

全くならないとは言いませんが、多数の声優さんがSNS等に
画像を上げてくださった際に「無断転載はしないで下さい」
と仰っているのなら、それは「嫌がってる」わけですよね。


仮に「俺の推しは言っていない」から許されている、という
考え方なのであれば、私はその人に対してこう言いたいです。
好きな人に「無断転載しないで」って言わせたいんですか?

例えば何かの雑誌の画像を加工してSNSに上げるとします。
本来それを購入するはずだった人が購入しなくなったら、
極端な話、推しの売上を阻害することになってしまいます。


或いは見方を変えて、雑誌の編集者の立場に立ってみたら。
○○のファンは誌面を無断転載するから、○○のことを記事に
するのはやめよう、と思うのが普通なのではないですか?

そこまで考えて、あなたは無断転載してるんですか?
ということを改めて自分に問い掛けてほしいなと思います。


次にサインの転売問題。こちらも時々話題にされますよね。
「メ○カ○で推しのサインが転売されてる! 許せない!」
といったツイートを見たことがある人もいるかと思います。

確かに許せません。そんな人を私はファンとは認めません。
ただ、それをわざわざSNSで拡散する必要、ありますか?
ってことは考えてみてほしいな、と思ってしまうんです。


第二、第三の転売を防ぐという意味では抑止力に繋がる
ことなのかもしれません。でもそれを推しが目にしたら?
それは果たして推しの笑顔に繋がる行動なのでしょうか?

或いはSNSなどで「さっき推しが○○ってお店にいた!」と
投稿したとします。自分では何気ない投稿だったとしても、
推しがプライベートでそこを使えなくなるかもしれません。


「会場内では撮影は禁止です」というルールがあるのに、
開演前だからいいだろう、という軽い気持ちからなのか、
会場内の画像をSNSにアップしている人も時々見かけます。

極端な話、沢山のファンが同じ行動を取ってしまったら、
運営に問題視され、あなたの推しはその会場でライブを
することができなくなるかもしれない、と思いませんか?



あとこれはちょっとセンシティブな話になるんですが。
ユニット内でのメンバー格差の問題です。

私はその人のことが好きですが、最推しではないので
「部外者がごちゃごちゃ言うな」と言われたら
それまでなので、敢えて触れないようにしていました。


ただ、最近その人の一部のファンの言動が目に余る
ケースが見受けられるようになっておりましたので、
この機会に一度、問題提起しておきたいなと思います。

他のメンバーはライブツアーもやってるし、ライブBDも
ちゃんと発売されてるのに、なんで俺の推しだけ……?
そんな風に納得できない気持ちは、私にも分かります。


しかし「早くライブBD出せや!!!」と他のファンや
運営に八つ当たりするのは、ちょっと違うと思います。

少なくとも推しが喜ぶ発言だとは私には思えないです。
あなたが本当にその人のことが好きなら、推しのことを
もう少し慮った発言を心掛けてほしいなと思います。


ここまで沢山のファンが望んでいるにもかかわらず、
ライブBDを出さない、もしくは出せないのだとしたら。

そこには何らかの理由か、御本人の意図があるはず。
推しには推しの考え方や、活動のペースがあります。
利己的であることは、本当の愛とは程遠い感情です。


どの問題も、自分なりに考えた上でやっているのならば、
そこに自分なりの正義があるのでしょうから、止めません。

ていうか、上に挙げた行動を全否定する気はありません。
あくまで私の価値観の中でどう思ってるか、という話です。


正義漢ぶって界隈の中で無駄に悪目立ちしたくないですし、
推しの目に留まって嫌な気持ちをさせるのが一番嫌なので、
こうした考え方を表立って言うことも少なくなりました。

ただ、改めて推し活をしていく上で、一人ひとりが考えて
いかなければならない問題ってあると思うんですよね。


私はなにも偉そうなことを言いたいのではありません。
何が推しのためになるのか、未だにずっと考えています。

たぶん正解なんてない。だからガチ恋ならガチ恋らしく。
好きな人のことを、真摯に考えて応援していきたい。
それだけのことです。私のガチ恋の流儀」のお話でした。

BEST LIVE TOUR -SKY-

こんばんは、氷雨です。
ちょっと久しぶりの更新になりました。

今回は雨宮天さんの『BEST LIVE TOUR -SKY-』愛知公演、大阪公演、神奈川公演の全3公演に参加してきましたので、その中で私が感じたことなどをなぐり書きまとめておきたいと思います。よろしければ御覧下さい。


【Set List】

1.Fluegel
2.永遠のAria
3.蒼天のシンフォニア

4.PARADOX
5.夢空(バンドアレンジver)
6.Shu!Bi!Du!Ba!
7.Emerald
8.Catharsis
9.フリイジア

10.Queen no' cry
11.BLUE BLUES
12.irodori(ジャズアレンジver)
13.ロンリーナイト・ディスコティック

14.Song for
15.Absolute Blue
16.Eternal
17.Marvelous scene(愛知)
  Trust Your Mind(大阪)
  Silent Sword(神奈川)
18.Skyreach
19.Next Dimension

アンコール
20.君を通して
(そらのはるやすみ 天ちゃんバンドver/神奈川)
21.誓い
22.This Hope



☆セットリストについて

初日の愛知公演のライブが始まって、まず最初に思ったのが「これはベストアルバムを引っ提げたツアーだけど、同時にこれはある意味『Paint it, SKY』のリベンジ公演でもあるのかもしれない」ということでした。


一曲目が『Fluegel』だったこともありますけれど、3rdアルバム『Paint it, BLUE』に収録の新曲は『雨の糸』を除いて全てセトリ入りしているからです。
(厳密には『雨の糸』も初っ端の弾き語りで回収してますが)

というか終わってから改めて考えると、過去に披露したことのある曲が9曲、残る13曲はこのツアーが生初披露もしくはアレンジverという、なかなかにエグいセトリをしてたんですよね。さすがの体育会系セトリ……。


皆さんもご存知のように、アルバムのセトリはスタッフさんにお任せする一方、ライブのセトリは天さんの意見が多分に含まれたものとなっています。

そこに意味を見出したくなるのはオタクの性なんですが、今の天さんが私たちに届けたい想いが、ここには間違いなく反映されていると思うんですね。


例えば未披露の新曲を全部詰め込んだのは、僕らもそうですけど天さんご自身が「ライブを経ることで曲が完成する」と考えているからなのかなって。

以前『Radio青天井』にて運良く『君を通して』の感想メールを読んでいただいたことがあって、天さんはこの曲を「ライブで披露することがあったら、私の中でも変わっていきそうな曲」という風に仰っていました。


だからというわけでは全然ないですけど、今回のツアーで『君を通して』を含む未披露だった新曲の大半がセトリ入りすることを、私は信じて疑っていなかったし、天さんならそうするだろうなって確信してました。

夢空とirodoriのアレンジverはさすがに予想できませんでしたけど、どちらも今の天さんだから歌えるアレンジだと思うので、ぜひ音源化してほしいです。


☆印象的だった曲

ズバリ『Next Dimension』なんですけども!
この曲って近年の新曲の中でも結構重要な位置付けというか、今の天さんと私たち青き民との関係を端的に表している曲なんじゃないかと思ってるんです。


この感覚にはちゃんと客観性もあって、私が主催させていただいた『天年の宴』という本の中でも『Next Dimension』の話を書かれた方が複数おられて。

その曲がアンコール前の最後の曲に配置されたということは、天さんがくれたひとつの答えなのかなとも思えて。勘違いかもしれないけど、勘違いさせておいてくれっていうか。そうだったらいいなって感じです。


実際TCSの時にここの位置にいたのは『Skyreach』でした。

「最高の仲間に届けます」と言って歌ってくれたこの曲は、天さんと私たちのあまりにぎこちない関係からスタートした中で育まれ、成長してきた象徴とも言うべき、というか言うまでもなくとても大切な曲です。

その『Skyreach』に代わって置かれた曲が『Next Dimension』であるなら、それはやっぱり大阪公演で天さんが語ってくれた最後の「私も頑張るから、頑張って!」という言葉、そのものだよなあと思うのです。


実は2022年1月22日に行われた『ベストアルバム-BLUE-』のオンラインリリースイベントの中で、天さんは次のような言葉を私たちにくれていました。

「みんながどう感じてるか分からないけど、たぶんみんなが思ってるよりも、かなりみんなの言葉とか意見とか私はきっと素直に受け止めて、これがいいって言われたら『これがいいんだ!』と思ってそっちの方向に行っちゃうので、だから本当にみんなが導いてくれた道だなって思います。」

それこそ絶対的なEvidenceはないけれど、私たちが『Next Dimension』に寄せる想いを、天さんも受け止めてくれてるんだなあと思えた瞬間でもあって。


そしてもうひとつ触れたいのは、アンコールの3曲。
今回のアンコール1曲目は『君を通して』でした。ちなみに2016年の1stライブ『Various SKY』の時にここに配置されていた曲は『奏』だったんですが。

どちらも演じたキャラクターの想いに寄り添った曲でもあるし、天さんと私たちの関係性を表した曲でもある。そんな繋がりすら感じさせてくれて。


その上で2曲目の『誓い』がここにあることの重みというか、これは私が特に思い入れを持っている、ということもあるのかもしれないんですけど。

『誓い』はそれこそTOSやTCSでも披露されてるんですが、それはセトリの流れの中にある一曲だったものが、『SKY』というライブのED曲のような位置付けになったことで、深まる想いがあるというか……。


上手く言えないんですけど、2018年5月9日にサイエンスホールで歌うはずだったあの日の『誓い』が、「ああ、これなんだ」って物凄く腑に落ちたと言うか。
あの日があっての、今なんだって思えて。

そう思ったら、今この瞬間鼓膜が破れて聴力を失ってもいいな、とすら思えるくらい胸を打たれましたし、心に響く歌声に涙を堪えるのに必死でした。


そんでもって最後に『This Hope』があるわけですよ。
もうなんか何を語っても蛇足にしかならないような気がするので、とにかくいずれ発売するであろうBDを見てくれ!って感じで丸投げしておきます。


☆MCについて

初日の愛知公演での第一声が「会いたかったよー!」だったことが、とにかくめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。天さんも私たちと同じ気持ちでいてくれてるんだ!ってことが、この一言だけで物凄く伝わってきて。

で、各公演のラストMCでの言葉を思い返してみると、アンコールに持ってきた3曲が今の天さんの心情そのものなんだなってことがよく分かりました。


愛知公演は「これからもずっと応援してほしい」
これは私には『誓い』の歌詞そのもののように思えて。

大阪公演は前述した通り「私も頑張るから、頑張って!」
これは『Next Dimension』であり『君を通して』ですよね。


最後に横浜公演では「自分が誰かの希望になれるように、自分自身が希望だと証明する」という決意を言葉にして届けてくださいました。

『This Hope』は声優アーティスト・雨宮天さんの8年間の歩み、そのもので。
どんなにつらくて苦しい時でも、絶対に諦めずに乗り越えてきた彼女だからこそ、ここまで誰かの心を打てるのだと思っています。


全体通して最も感じたのは、天さんは天ちゃんなんだってことでした。
いや、何言ってんだこいつって思われるかもしれませんが、端的に言えば物凄く天さんを近くに感じたツアーだったということです。

天さんはいつだって私たちファンのことを大切にして寄り添ってくれるけれど、それ以上に今、天さんが私たちと同じ気持ちでいてくれてるんだなってことが心から伝わってきた公演だった、ということを改めて記しておきます。


私事ですが、最近ちょっとメンタルが削られていました。

自分が望んだこととは言え、部署異動によって仕事環境ががらりと変わったり。時たま実家に帰ってみても元々仲の悪い両親の板挟みに嫌気が差して必ずと言って良いほど喧嘩になったり。仲間だと思ってた人たちと誤解や諍いが生まれて疎遠になったり。生きていくってままならねえなあ、と自嘲してしまうほど何もかも上手くいかなくて。


ただ、どんな時も前を向く力をくれたのは、雨宮天さんでした。
そんな天さんに、私が返せるものって何だろう?

ずっと考えて悩んでいた少し前の自分を思い出していました。
ただ、笑っていてほしいという願い。

今、改めてその原点に立ち返ることができたような気がして。
まだ私にもできることがあるのかなって。


私には誰かの希望になれる力はないけれど、天さんと大切な人たちの足下を照らす灯火くらいにはなれるのかなって。頑張りたいから。負けたくないから。

彼女に見合うファンでありたいから。
夢に描いた明日掴む!

早く次のライブ行きたい!!!
おわり。

『推し活のすゝめ』第2回

こんばんは、氷雨(ひさめ)です。

前回は推し活に関する概要的なことをお話しましたが、今回は「お手紙の送り方」にスポットを当ててお話していきたいと思います。参考になれば幸いです。


目次

 
 

1 なぜお手紙を書くの?

以前私がTwitter上で実施したアンケートによりますと、82票の有効回答のうち、およそ48%がファンレターを出したことがないという結果でした。

つまり「推し」がいる人たちでも、実際にお手紙を書いて送ったことがある人は、私たちが想像しているよりもずっと少ないということを意味します。


せっかく好きだと思ってるのに、これってちょっと勿体無いと思いませんか?
伝わらなくてもいい想いなんて、私はないと思っています。

ほんの少しの労力で、推しを笑顔にできるんです。
伝えるための努力を厭わないでほしいなと思います。


2 事前準備をしよう

まず始めに、お手紙を送るための準備をしましょう。

☆用意するもの
・便箋と封筒またはハガキ
・切手(便箋と封筒の場合)
・筆記具(ボールペンなど)


お手紙を書く前に、事前に文具店や雑貨ないし書籍売り場などで便箋と封筒を見繕います。それぞれ別々のものを用意するよりかは、レターセットとして便箋と封筒がまとめられているものを購入するのがベターなのかなと思います。

使用するレターセットを決めたら、できるだけ毎回同じものを使い続けるようにしましょう。悩む手間が省けますし、印象にも残りやすくなるからです。


中にはグッズなどでレターセットを用意してくれている推しもいます。もちろんそれを使っても喜ばれると思いますが、自分で選んだレターセットに比べると個性を出すことは難しくなります。好みや状況によって使い分けましょう。


一方、ハガキも一つの選択肢かなと思います。
封を剥がす手間がないため、重くなりすぎずさっと手に取って目を通してもらえる可能性が高く、あまり文量を書くのが得意でない方にもお勧めです。

下の図にメリットとデメリットをまとめました。
ぜひ参考にしていただければと思います。


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3 お手紙を書こう

準備ができたら、実際にお手紙を書いてみましょう。
いきなり清書するのではなく、必ず一度下書きして内容や文量を確認することをお勧めします。私がお手紙を送る際は、まずWordに下書きしています。

誤字・脱字や内容におかしなところがないか、文量は丁度いいかなどを確認した後、清書に入ります。大切なのは丁寧に真心を込めて書くことですよ!


☆初めてお手紙を書く時は
①簡単な自己紹介
②応援するようになったきっかけ
③印象的な作品や楽曲、その理由

などを盛り込むと良いでしょう。
文章量は便箋2~3枚、Wordで1ページ分くらいがお勧めです。


☆内容に関して気をつけること
・できるだけネガティブなことは書かない

ex)あの演技は良くなかった、今度の曲はあまり好きじゃない。

とかですね。こういうことはさすがに書かないかなと思いますが、私も以前は書いてしまっていて「気を付けた方がいいな」と思った一例があります。


ex)次のツアーの○○公演は参加できませんが、応援してます!

一見良さそうなんですけれど、複数の声優さんがSNSで仰っていたのは「行けない」という事実をわざわざ伝えられるのは悲しい、ということでした。

なので、このように言い換えてみましょう。


ex)次のツアーの○○公演には参加します、楽しみにしてます!

行けない公演ではなく、行ける公演を伝えるんです。
そうしたらツアー当日、もしかしたら推しも「今日は○○さんが来てくれてる公演だ」と思ってくれるかもしれません。お互い幸せになれますよね!


仮にどの公演にも行けないといった事情があるのなら、むしろ直近の作品の感想などをお伝えした方が喜んでもらえるように思います。限られた文量、どうせなら喜んでもらえることを書きたいですよね。自分なりに工夫してみましょう!


あとは最後に日付と名前を書いておくといいかなと思います。
お手紙は受け取ったその日に読んでもらえるとは限りません。

実際に読んでもらえるまでにはタイムラグがあるので、そのお手紙がいつ書かれたものなのかが分かるとより丁寧な印象をもってもらえると思います。


4 お手紙を送ろう

お手紙が書き終わったら、実際に送ってみましょう。
以前はライブやイベントでプレゼントBOXに入れる、という方法もありましたが、コロナ禍になってからは事務所宛に送る場合がほとんどかと思います。

公式ホームページなどをチェックし、宛先を確認します。
事務所に所属せずフリーで活動されている方は、御本人がSNSなどでお手紙の送り先を指定している場合が多いので、情報をチェックしておきましょう。


○○(事務所名)気付
○○様

という様式が一般的かつ丁寧かと思います。
裏面には自分の住所と氏名の明記をお忘れなく。


ちなみに便箋を二つ折りにする際は、山が下に来るように入れます。これはハサミで切って開封した場合、便箋が真ん中で切れることを防ぐためです。

そして切手を貼って完成です。
便箋2~3枚程度であれば84円切手で大丈夫ですが、不安な時は94円切手を貼っておくか、郵便局の窓口などで重量を確認してもらった方が確実です。


25g以内 84円
50g以内 94円

ちなみに横書き封筒の場合、切手の貼り位置は右上になります。
つい左上に貼ってしまいがちですが、それは誤りなのでご注意を!


最後にこれもとある声優さんからのアドバイスなのですが、プレゼントBOXにお手紙を入れる際はしっかり糊付けして封をするよりも、シールなど比較的開封しやすい状態で入れてほしいとのことでした。イベントの際はその場でさっと開けて読めるような工夫をしておいた方が喜ばれるのかもしれませんね!


今回は以上です。次回は私なりに「ラジオへのメールの送り方」についてご紹介していこうかなと思っています。尤も私なぞメール職人の端くれにすらなれていないわけですが、そこはご愛嬌ということでご容赦いただけると嬉しいです。
最後までご一読いただき、ありがとうございました!

『推し活のすゝめ』第1回

こんばんは、氷雨(ひさめ)です。

今回から『推し活のすゝめ』と題して、私が推しを応援する上で意識して考えていたことや行動してきたことが、これから誰かを応援したいと思っている皆さんの参考になればと思い、僭越ながらこのような形でまとめることにしました。


目次

 - お手紙を書く
 - ラジオにメールを送る
 - プレゼントを贈る


1 推しができたら

誰しも芸能人に対して「あ、この人好きかも」と感じた経験があると思います。その気持ちがより明確に「あ、私やっぱりこの人のことが好きだ」という状態に至った時に『推し』になるのかな、と思いながら私はこの言葉を多用しています。

以前から使われていた『ファン』という言葉が、どちらかといえば受動的かつ単数形イメージであるのに対し、『推し』は「布教したい」という意味合いの強い言葉であることから、能動的かつ複数形イメージがより強い印象を持っています。


ファン=どちらかと言えば受動的。
    I-You、私とあなたという関係の中で帰結しやすい。
ex)「私は○○のファンです」

推し=どちらかと言えば能動的。
   We-You、私達とあなた達と複数の関係性でも使う。
ex)「私は○○が推しです」


あくまで私のイメージはこんな感じです。

言葉の勉強ではないので細かいことはさて置き、そうやって誰かを「応援したい!」と感じ、その人の素晴らしさを誰かと「分かち合いたい!」あるいは誰かに「布教したい!」と感じたら、その人はもうあなたの立派な『推し』だと思います。


2 自分の軸を持とう

推しができた時、自分の軸を持つことは大切です。

推し始めたばかりの頃ってまだ分からないんですけど、応援する期間が長くなっていったり、あるいはより気持ちが強くなっていったりすると、どうしても自分の中で「葛藤」だとか「苦悩」だとかが生まれて来てしまうものなんですよね。

それについては追々、話の流れで触れる機会があれば触れることもあるかもしれません。読んでいてあまり気持ちのいい話ではないので今回は割愛。


話を戻します。
「自分の軸を持つ」と何が良いのかと云うと、そうした状況に置かれた際に、自分の応援する姿勢あるいはメンタル的な意味で「ブレない」からです。

ちょっとしたネガティブな状況には動じない。

オタクとしてだけでなく、人としても格好いいですよね?
そのために普段から「軸を持つ」のがポイントなんです。


例えば私だったら。
推し活をしていく上で心掛けていることは

『推しを笑顔にすること。幸せにすること』

ざっくりとしていますけれど、たったこれだけです。
逆に言えば『推しの笑顔を曇らせること。不幸になること』はしたくないわけです。


ですから、何かの折にヒートアップした時、あるいはネガティブな状態に陥った時、この軸を持っていることで「それは推しの笑顔に、幸せに繋がるのだろうか?」と一呼吸置くことができ、失言や粗相の芽を摘むことができるんです。

発言や行動は取り消すことができません。言葉一つ行動一つ取ってみても、それをしてしまう前に「推しに与える影響」について考えることが大切です。


3 推し活に励もう

一口に推し活と言っても、その方法は千差万別です。
オタクの数だけ考え方があると言っても過言ではありません。

推しのライブやイベントに足を運ぶこと。
推しのCDやグッズを買って集めること。


これらも立派な推し活ですが、私の推し活のサブ軸に
『想いを集める、伝える』があります。

私の中では「伝えてこその想い」というか。
せっかく想ってるなら、伝えなければ勿体ないと思うのです。


分かりやすい一例を挙げるなら、ファンレターです。
自分の中にある「応援したい!」という想いを集めて、伝える。

冠番組のラジオをされている方なら、ラジオにメールを送る。
推しが出演する予定のライブやイベントに、プレゼントを贈る。

こうした行動が、私の推し活の中心になってくる事柄です。


「推しは推せる時に推せ」なんて言葉があります。
「迷ったら送れ」私はこの言葉を推奨していきたいですね。

もちろんTwitterInstagramなどのSNSを使って、日々想いを発信することも立派な推し活と言えるでしょう。悪目立ちしろということではなく、あくまで良識の範囲内での発信は推しの布教にも繋がっていくので、どんどん活用しましょう!



次回以降はお手紙の送り方、ラジオへのメールの送り方、プレゼントの贈り方など、個々の事例に関して私なりのやり方を紹介していきたいと思います。

最後までご一読いただき、ありがとうございました!

腑に落ちたあれこれ

こんにちは、氷雨です。
あけましておめでとうございます。
2022年になりまして、最初のブログ更新です。


今日お話するのは先週1/5に正式発売となりました、声優・雨宮天さんのBESTアルバム『-BLUE-』『-RED-』の両盤に関する、私なりの感想・解釈です。

先日発売になった『声優グランプリ2022年/2月号』でのインタビューを拝見して、私が「なるほど」と感じたことを中心にお話できたらなと思います。


①『青』『赤』それぞれの選曲について

青盤は『Skyreach』に代表される、いわゆる「雨宮ロック」的なダークロック調の曲を。赤盤は『irodori』に代表される「歌謡曲」テイストの曲を集めた、天さんの歌手活動における『二本柱』に寄り添った作品に仕上がっています。


ただ、この曲は「青でも赤でも違和感がないな」という曲があって、その中で「この曲はこっち(の色)なんだ?」と感じた曲もいくつかありました。

それが
・『月灯り』
・『Queen no' cry』
・『誓い』
 いずれも『-RED-』収録

・『PARADOX』
・『Song for』
 いずれも『-BLUE-』収録

こちらの5曲が、初見で上述のように感じた曲です。


声グラさんの記事の中で、それぞれの衣装について“「青は男っぽい感じ、赤は女性らしい感じで」“天さんご自身がオーダーしたことが明かされました。

また”「歌謡系の『RED』を歌うときは女性らしいしぐさとか振る舞いとか歌い方を意識するし、『BLUE』に収録されているシリアスなロック曲を歌うときは戦う感じとか男っぽさを意識して歌うことが多いんです。」”というお話も。


このお話を読ませていただいたことで「ロック/歌謡」というジャンル分けの他に、その曲が持つ「男っぽさ/女っぽさ」という性別による色分けがなされていたのか~!と、私の中で物凄く腑に落ちたような気がしたんですよね。


この解釈により『-RED-』の『月灯り』『Queen no' cry』『誓い』が一見、歌謡曲でないにもかかわらず『赤』に分類されたことに説明がつきました。

Queen』は『女王』ですし、『月灯り』『誓い』はいずれもタイアップしたアニメのヒロイン『アカメ』『エリザベス』の心情に寄り添った曲です。


一方で『氷室菖蒲』の心情を歌った『PARADOX』が『赤』ではなく『青』に分類された理由については、最後まで解釈に悩むところではあったんですけれど、たぶん「雨宮天」イズム的な意味で「挑戦曲」だったからだと思います。

以前『PARADOX』が発売された時の「音楽ナタリー」さんでのインタビューで、天さんは”「ただ、そういう皆さんの声も頭の中にはあったので、それに応えるという意味でも「PARADOX」はいい機会だなと。」”と仰っています。


natalie.mu


ここから紐解いていくと、僭越ながら私たちファンの「声に応える形で生まれた曲」という一面もある、ってことだと思っていいのかな?って思えて。

そう考えると、次の『Song for』がラストを飾っているのも、この曲が『青』である意味が見えてきます。天さんご自身のツイートを引用しましょう。



これは『Paint it, SKY』オンラインライブ同時視聴会にて、天さんが『Song for』に言及した時のツイートです。どうでしょう? 『青』以外に有り得ない、という気にすらなってくるのは私だけではないんじゃないかな?と思います。


②『赤盤』リード曲『ロンリーナイト・ディスコティック』について

ショートMVが公開されて「デザイア」という歌詞が出てきた時点で「あっ、これは中森明菜さんを意識した曲だなあ」って思ってたんですけど、声グラさんのインタビューで無事に答え合わせができて良かったな、という感じです。

MVの考察にもチャレンジしようかなと思っていたんですけど、どう頑張ってもマネキンに対する激情しかわいてこないので今回は割愛させて下さい。


③『青盤』リード曲『This Hope』について

この曲はねぇ、まーじでぶっ刺さりましたね……。
私は『Lilas』を一番好きな曲として挙げているんですけど、そこに匹敵するくらい好きですね。少なくとも『雨宮ロック』の曲では一番好きな曲です。

この曲は「現在」の天さんから「過去」の天さん自身に捧ぐ曲だと思ってるんですが、本当に「天さん」だなあってしみじみ感じられる歌詞ですよね。


まずこの曲のティザームービーが公開された時に、私は1stアルバムのリード曲『Absolute Blue』のアンサーソングなのでは?という解釈をしました。

これは「夢」「闇」「光」「掴む・掴みとる」「抱きしめ」「未来」といった言葉のリンクが、他の曲よりもかなり多いような印象を持ったからです。


その感想を『Radio青天井』にメールで送りまして、結果的には「全然そんな風に考えて作ってなかった」とのことだったんですけれど、「ファンならではの目線っていう感じがして嬉しい」と言っていただけたので結果オーライでした。

そういう意味でも、ひとつ思い入れができましたしね。読まれたということはそういう解釈もありだなってことだと思うので、聴き比べてみて下さい。


ほいで、次に語りたいのは『This Hope』というタイトル。
こちらも声グラさんのインタビューの中で”「『自分自身こそ希望だ』という部分がこの曲でいちばん言いたいことだなと思って」”と語られております。

つまり、この「This」は「指示代名詞」の「これ・この」って訳す「This」じゃなくて、「一人称代名詞」の「I」の意味なんですよね、天さん的には。


記憶を引っ張り出してみると、中学英語の電話表現なんかでは「This is ○○(名前).」を使い、「I am ○○.」は使わない、なんて習ったように思います。

だから「This」=「I」で、「私が私の希望だ」ということを天さんはこのタイトルで言いたかったんじゃなかろうか、ということに驚かされたんです。


ところで、この「This is ○○(名前).」をすごく堅い表現で訳すと、「私(あなたが聞いている声の主)は○○です。」ということになるらしいんです。

面白いなと思ったのは、これって私たちにも当てはまるんですよ。私たちは基本的には直にお会いしてお話することができないので、アニメなり、ラジオなり、楽曲なりの媒体を通して、間接的に天さんの「声」を聴いてるんですよね。


何が言いたいかというと、私たちからすれば『This Hope』は「私(あなたが聴いている声の主)が希望です」ってことになりませんか?ってことです。

これは単に私の考えすぎで、天さんがここまで考えていたとは思いませんけど、私たちファンにとって天さんの声は「希望」そのものなので、そういう解釈もあるなってことでひとつ提示してみました。あとは皆さんの考えに委ねます。


だいぶとっ散らかってきたので、この辺りで締めたいと思います。
こんな感じで、本年も推しに関する思いの丈だったり、感想のあれこれを書いていきたいなと思いますので、お時間がありましたらお付き合い下さい。

抱負ってほどではありませんけど、今年も天さんにとって誇りに思ってもらえるファンでありたいですし、そういった推し活ができたらなと思います。
本年もよろしくお願いいたします。