北沢志保に捧ぐPの戯言

こんばんは、氷雨です。
ひと月ぶりの更新になりました。ようやく激動の7月が終わります。

というのも、私が普段から愛するコンテンツのスマホアプリゲームアイドルマスター ミリオンライブ! ~シアターデイズ~』内で行われるアニバーサリーイベント、いわゆる『周年イベント』が6月29日~7月11日の日程で始まり、立て続けに私が担当している『北沢志保』がおよそ3年ぶりに上位報酬カードとなるイベント『プラチナスターツアー~Parade d’amour~』が7月20日~7月27日の日程で行われました。


先ほど『Parade d’amour』に関連するコミュまで全て読み終えましたので、今回走った2つのイベントについて、備忘録がてらまとめていきたいと思います。
私はトップ10を走った上位ランカーでもございませんので、読み物としては大して面白くないかもしれませんが、暇潰し程度に読んでもらえますと幸いです。
それでは、僭越ながらお付き合いください。



前段 3周年イベント『CHALLENGE FOR GLOW-RY D@YS!!!』
ミリシタにおける周年イベントは毎年ほぼ同じ時期・日程で行われるので、プロデューサーであれば予測できることですから、当然私も準備はしていました。
基本的に担当イベントと周年イベントしか走らない、音ゲーが苦手なライトPたる私ですが、こつこつと集めた消費アイテムの数はかなりの数に上りました。


ドリンク10 300
ドリンク20 350
ドリンク30 300
ドリンクMAX 120
カロン合計 50


正確な数は忘れましたが、たぶんこのくらいは貯めてたと思います。
私は毎年「担当別1000位内・ゴールド称号」の獲得を目指してプレイしていますので、それであればこの消費アイテムだけで走り切れるであろう算段を立てていました。

その算段が崩されたのは、7月4日のミリシタニコ生配信でした。ここで次のプラチナスターツアーイベント、いわゆる「ツアーイベ」にて結成される新ユニット・新曲の発表があったわけですが、そこに北沢志保の名前がありました。


ツアーイベントではランキングによってもらえる「上位報酬カード」と、ポイントによってもらえる「ポイント報酬カード」があるのですが、ミリシタ最初のイベント『Shooting Stars』以来およそ3年間、上位報酬カードとしての供給がなかった志保が上位報酬になる確率は、かなり高いであろうことは火を見るより明らかでした。


ちなみにミリシタのイベント形式には既存ユニット・曲が割り当てられる「シアターイベント」と、新規ユニット・曲が実装される「ツアーイベント」がありまして、シアターイベントは北沢志保が参加しているユニット、スコーピオ『リフレイン・キス』と、北上麗花とコンビを組んだ『piece of cake』が今日現在いずれも未実装なので、志保の上位報酬がいつ来てもおかしくない状況だったとは言え、まさかこのタイミングで「ツアーイベント」の上位報酬が来るとは思ってもみませんでした……。


というわけで、周年イベントを走っている最中、次のイベントの上位報酬が担当アイドルであることを突き付けられた格好となった私を含む担当Pは、どうにか余力を残した状態で現在のイベントを走り切る必要が出てきました。

常に担当1000位ボーダーの状況をチェックしつつ、+3万~5万ポイントを維持して順位をキープ。最終的に70万ポイントを稼いで担当別704位でフィニッシュしました。



中段 『プラチナスターツアー ~Parade d’amour~』
イベントの話に触れる前に、先に日程を確認しておきます。
7月20日~7月27日は元々東京五輪の開催が予定されていた時期とも重なるため、世間は4連休になっていました。暦通りに休みのある社会人・学生Pであれば、それだけ走る時間を確保できることになるというわけです。


ところが、私は4連休どころか4連勤という不利な状況でした。
加えて、毎年7月というのは「第二繁忙」と呼ばれるくらい、仕事の繁忙期が重なるツラい時期でもありました。ですから、毎年周年イベントの前には胃が痛くなるくらい気が重くなったりもしていたのですが、今回はなんと3年ぶりに担当上位イベントまで重なる始末……しかし担当Pとして走らないわけにはいきません。


どこまで走ろうか悩みましたが、最初の志保上位報酬イベント『Shooting Stars』ではゴールドランカーの称号を獲得していたこともあって、今回はその一つ上のランク帯となる「2500位内・プラチナランカー」を目指すことにしました。

これは前々から「次に志保の上位イベントが来たら本気で走ろう」と考えた際、私がギリギリ狙えるラインがここだと感じていたことから来るものです。


完全に余談ではありますが、私がしている仕事は完全シフト制であることに加えて、運転を伴う仕事です。である以上、プロとして簡単にシフトに穴を空けることはできませんし、性質上仕事中にスマホアプリを触ることはできません。また自分だけでなく周りの人の命まで危険に晒すことになるので、最低限度の生活を維持した上でイベントを走れるのがこのラインだろうという決断によるものでした。


ドリンク10 75
ドリンク20 80
ドリンク30 75
ドリンクMAX 47
カロン合計 20

さて、この時点での消費アイテムの残数は全て二桁を割って、大体このくらいまで減っていました。そして所持している無償ジュエルが12800。どうにかこれで走り切れたらいいなと思いながら、いよいよ戦いの火蓋が切って落とされます。


イベント初日(7/20)


イベント2日目(7/21)


イベント3日目(7/22)


たぶんこの辺が期間中の最高順位だったと思います。
序盤はとにかく2500位ボーダーより上の順位をキープしつつ、私が仕事の4連休中に離されることを想定し、できるだけポイントを稼いでおきたい思惑がありました。

3日目には既に類似ポイントで推移したイベントを参考に、最終予測ボーダーが45万などと噂されているのをTwitter上でも見掛けていたので、そのポイントを日数で割って計画的に稼いでいこうと決めていました。


イベント4日目(7/23)

ここで消費アイテムが枯渇しました。結構保った方かなとは思いますが、ここから上位入賞のために躊躇うことなく石を割っていかなければなりません。


イベント5日目(7/24)
累積ポイント:20万(+5万)

イベント6日目(7/25)
累積ポイント:24万(+4万)

イベント7日目(7/26)
累積ポイント:34万(+10万)


徐々に2500位ボーダーに差を詰められていく中、仕事が忙しくてTwitterに画像を上げる余力もなくなっていきます。しかしながら、どうにか2500位ボーダーには捲られることなく、いよいよ運命の最終日に到達します。


イベント最終日(7/27 19時)


あと2時間というところで、私は前日比+10万を加えて44万まで来ていました。

この時点での2500位ボーダーが41万ポイント。時速が+1万5000ポイント前後で推移していたので、あと2時間で3万ポイント加えられても44万ポイントなので、余裕を持って45~46万ポイントあれば勝てると考えていました。
この瞬間、気が緩んでしまったのです。少し慢心したのです。


そのまま着地ポイントを探って458118辺りで調整しようかと思っていた矢先。
20時時点での2500位ボーダーが43万(時速+2万)
20時半時点での2500位ボーダーが44万8000(+17800)

度肝を抜きました。予測を上回る、まさかの30分で+17800!
同じだけ稼がされたら、最終的に46万5000を超えます。これはやばいぞと、冷や汗をかきながら慌ててイベント曲を回し、全力疾走に切り替えます。



ポイント調整なんてする余裕もないまま、滑り込みで一曲入れてフィニッシュ。
これでもかなり不安でした。何故あそこで慢心して速度を緩めてしまったのか。
どうしてオーバーランしてでも安全圏である50万まで稼いでおかなかったのか。


後悔先に立たずと言いますが、最後の2時間で私は石を割ることを少しだけ躊躇してしまったのです。次なる担当ガチャ・イベントのために、少しでも無償ジュエルを残しておきたいと、ギリギリのラインを攻めてしまったのです。

最終的に無償ジュエルは3900台と、おそよ9000ジュエルを砕いている計算。
ここまでしたのに、結果目標に届かなかったら何の意味もないぞと、結果発表までの約15時間を、私は胃が重い状態で過ごすことになりました……。



後段 イベントを走り終えて


結果から言えば、私は2111位で無事、プラチナランカーを獲得していました!
最後は冷や汗ものでしたが、どうにかこうにかどちらのイベントも目標を達成し、6月29日から始まる1ヶ月にも及ぶ長い戦いは、こうして幕を閉じたのでした――。

特筆すべきはラウンジランキング。なんと過去最高の12位
これまでの最高順位が247位で、四桁順位も普通にあるほど弱小ラウンジだった弊ラウンジが、トッププラチナラウンジと呼ばれるトップ10まですぐそこの12位。
これには心底驚きました。


元々私のTwitterのフォロワーさんを始めとする、志保が好きなプロデューサーさんを中心に緩く集めたラウンジで、他の強豪ラウンジのようにプラチナはおろかゴールドラウンジの経験もなく、イベラン通話と呼ばれる活発な活動は何一つとしてやっていなかった弊ラウンジが……担当ラウンジの担当イベントとは言え、ここまでできるものなんだなと。ラウンジマスターをやっていて、初めて感動してしまいました。

ラウンジランキング、そして近い順位で一緒に走っていた担当Pの皆さんの存在は、私の中でもモチベーションになっていましたし、本当に励まされました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。



誰かを応援したり、愛を示したりするための行動って、本当にその人その人によって違いますし、沢山の方法がある中で、私には秀でるものが何一つなくて。どうやったら力にしてもらえるのかな? 愛を示すことができるのかな? その子のためになるのかな?って、志保と本気で向き合い始めたTA後からの4年間、ずっと考えていました。


今イベントコミュを全て読み終えて感じたのは、仲間たちと本気でイベントを走ることができて良かったという、ただその気持ちでいっぱいです。
私たちはTA、TBとキャスト投票に敗北し、仕事をとってくることができませんでした。

TCでは役こそ勝ち取ることができましたが、私は元々「おとぎの国」の「少女役」を推していました。実は絵本が好きで、お姫様に憧れを持っている等身大の14歳の女の子。そんな志保にメルヘンの世界の主役を演じて欲しいと、心から願っていました。


大義のために私はそれを諦めて、民意に従うことを優先してしまったわけですが、TC後から今日までの1年半余り、遂に3度目の正直で役を勝ち取ったことに対して、それを手放しで喜べたことは実は一度もありませんでした。
メイド志保ばかり描かれる絵師さんをミュートしたことさえあります。

そんなキャスト投票に端を発するCDシリーズ『TC03 クルリウタ』が先日発売になったばかりで、Twitter上でも怖いとか2回は聴けないとか物議を醸しています。
聴いていないのでとやかく言える立場ではありませんが、本当に志保にこの仕事をとってきて良かったのだろうか?と改めて感じてしまいました。


メイド役は確かに志保に似合っていました。イベントコミュや覚醒コミュを読んで、志保がメイド役に奮闘している様子や、衣装を気に入っている様子を見て「ああ、志保に仕事を持ってこられて良かったな」と思いましたし、だからこそ賛成派に回ったわけですが、打ち明けるとずっと心のどこかで引っ掛かりを覚えてもいたのです。


今回「ミュージカル」という、志保にとって大切な「演技」「歌」の両方を重視される舞台で「主役」に抜擢されたということは、公式からそのような供給があったということは、これまでの志保と私たちの積み重ねが無駄ではなかったのだと。肯定してもらえたんだと、私にはそう思えました。素直に心から思えました。

ある意味で、あの時本当は推し続けたかった、勝ち取ることができなかった、絵本の中のお姫様たる志保が、今回のイベントコミュには存在していました。まつりには志保を遊園地に連れ出してくれて、感謝してもし切れないくらいです。


さて、長々と蛇足にすらなっていない戯言を吐き出してしまいましたが、今回イベントを走ってみて沢山得るものがありました。プラチナランカーを獲得できたことは今後イベントを走る際の貴重な経験にもなりましたし、近い将来また担当イベントがあったら、次も仲間たちと一緒にもっと上を目指したいと感じました。

何より、イベントを走ることで私なりに、志保に一定程度の愛を示してあげられたとも思いますし、私自身ずっと晴れていなかった心の靄がようやく消えたというか、これで一区切りつけることができたかなと感じています。


これでまた志保と一緒に、志保の幸せのために。志保の夢を叶えるために。担当Pとして明日からも手を取り合って歩んでいけそうです。
北沢志保という女の子を、幸せにしてあげたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。