最近感じるそれ違くない?な話

こんばんは、氷雨です。
いつまで経っても改善しない状況と、手を拱いてばかりで何ら有効な対策を打てない行政を見ていると、自分がどんどん性格が悪くなっていくというか、確実に沸点が低くなっている……。短気になっているような気がします。


なぜエンタメ業界の中で、ライブだけがいつまでも規制されるのでしょう?
経済を動かしたいというのなら、一度のライブで何億というお金が動くライブこそ、開催を後押しするのが経済活動の活性化に繋がるんじゃないでしょうか?
「十分な対策を行った上で」という条件は当然あって然るべきではあるけれど、ツアーであれば尚更、大きな収支が動くことになるのに……。


まあいいです。今日お話したい本題に入りたいと思います。
まずは私のTwitterで行った、こちらのアンケートをご覧下さい。


全額返金するべきが約1割。
チケ代以外も一部返金すべきが約4.5割。
チケ代以外はやむを得ないが約4.5割。

どうでしょう。
これを見て、皆さんはどのように思いましたか?
結論から言うと、私はチケ代以外やむを得ないと思っています。


そもそも、ライブが行われなかったから手数料や配送料を返せと言うのなら、これまでにライブが行われていた頃から「ちょっと手数料や配送料、高すぎるんじゃない?」と疑問を呈すべき問題なんじゃないでしょうか。
手数料や配送料は、本来ライブ開催の有無を問わず発生する料金です。
だとしたら、そこにケチをつけるのは、私は意味のないことだと思います。


私が物流関係の仕事をしているから感じることなのかもしれませんが、根本的に配送料無料が当たり前に、世の中に浸透しすぎていると感じます。
よく考えてみて下さい。配送料無料って何なんですかね。
そのカットされた料金はどこから出ているのでしょう? 代わりに何が圧迫されていると思いますか? 配送業者にはデメリットしかないんですよね。


開催が中止されたのに、払い戻しチケットを配送する形になっている現在のシステムは確かに問題です。無駄が多く、必要のない手間だと思います。
その辺をオンライン上で手続きできるようになるのが一番いいことなのですが、現状「配送」というコストがかかってしまっている以上、そこに料金も仕事も発生してしまっているわけで、だとしたらそれは誰かが負担しなければならない。
それはチケットを注文した「あなた」なのではないでしょうか?


手数料も同じことです。
そのシステムを利用すること、クレジットカード払いにせよコンビニ払いにせよ、支払いが行われる過程には沢山のルートを経て主催者の元に振り込まれるはずです。
それはライブが開催されなかったとしても、そのサービスを「利用」ないし「享受」する者として、支払って然るべき代金なのではありませんか?


それが社会活動、経済活動ってもんだと私は思いますよ。
それでもライブが中止されたのは、自分とは無関係に行われた判断なので、判断した主催側が負担して然るべきであるというのなら、そんな状況下でチケットを申し込んだ「あなたの判断」は本当に正しかったのですか?と言わなければなりません。
そんな堂々巡りな議論がしたいのなら別ですが、私はそんな詮無き議論はしたくない。


確かに戻ってこなかったそれらの料金で、もう一枚チケットが買えるという方もいらっしゃることでしょう。本当に残念で悔しいことです。
しかしながら、当たり前が当たり前でない時代が目の前に来てしまっているのです。これまでのことを省みるきっかけくらいにはしてやりましょう。
それが今を生き抜くことに繋がるのではないでしょうか。


最後に余談ではございますが、今回は残念ながら中止になってしまった『雨宮天さんライブツアー2020(仮)』にて、僭越ながら私が主催としてお贈りするはずだった楽屋花企画も伴って凍結することになってしまいました。
代わりの企画といってはなんですが、私なりに考えた結果、『天ちゃん10日間応援ツアー』という企画を新たに立ち上げることといたしました。


詳細は下記のツイート、ツイプラに記載してあります。
もし少しでもご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ご参加・ご拡散に力をお貸し下さいますよう、何卒よろしくお願いいたします。
断腸の思いでライブの中止という判断に至った天さんやスタッフの皆さんに、少しでも笑顔になっていただけることを心より祈っています。