ご報告

こんばんは、氷雨です。突然、しかも完全に私事ではありますが、ちょっとばかし皆さんにご報告したいことがございます。
私、氷雨は先週よりひとり暮らしを始めました。

は? 野郎のひとり暮らし報告なんて興味ねぇよ!という方はこちらでお別れで構わないのですが、私なりに考え方とか経緯とかを勝手に話していきたいと思いますので、付き合ってやるよというお優しい方は引き続きご覧下さい。


さて。アラサーを迎えてのひとり暮らしは一般的にかなり遅い部類に入ると思うのですが、実はひとり暮らしをする気なんてこれまで全くありませんでした。

社会人7年目に入りましたが決して高いとは言えない給料、金銭的に猶予のない状況で実家を出て生活を別にするメリットをあまり感じなかったからです。


もちろん実家暮らしの頃も毎月決まった額を家に入れてはいましたけれど、ひとり暮らしとなれば全て自分の給料の中でやり繰りしなければなりません。

また、炊事・洗濯・掃除などの家事も自分です。極端な話、休日は全部それに追われて自分の時間なんて作れないんじゃないか?という印象がありました。


そんな私の考えが変わったのは『Double the Cape』の開催でした。

コロナ禍において、自分が感染することは自己責任とも言えますが、そろそろ定年が見えてきた持病のある両親がいる中で、たとえ数%であっても感染リスクを上げるような身勝手な行動をとることは憚られます。

しかしこれも極論ではありますが、私が社会人として丸6年やってこられたのは、雨宮天さんやTrySail、あるいはミリオンライブ!のライブがあったからでした。私にとって「ライブ」とは、生きる意味に等しいのです。


それぞれ様々な状況、事情がある中でライブへの参加を見送った人は沢山いたと思います。ライブ自体が中止、あるいは延期になっているのであれば諦めもつきますが、開催されている中で行けない。しかも1年半ぶりの実質5周年記念の現地ライブともなれば、相当にメンタルに来るものがあることは容易に想像ができました。


両親と何度も話し合いを行いましたが、結局最後までライブへの参加を了承してもらうことはできませんでした。結果的にライブへは強行突破を選択することにしたわけですが、そのような行動は二度と選びたくないとも思いました。

たぶんコロナ禍はまだしばらく続いていき、その中でライブも状況を見ながら開催されていくでしょう。そうなった時、ライブに参加することを選ぶのだとしたら、実家を出る覚悟をしなければならないと思った、のがきっかけです。


それから丸々一ヶ月、仕事が忙しい中でひとり立ちの準備に追われました。
週に2回しかない休日は物件選びから契約、引っ越しの準備をしながら、新規に家電を買いに行って、電気ガス水道の手続き・立ち会いをしていました。

全部自分が決めたことなので仕方がないのですが、ようやく諸々が落ち着いた今週まで、正直かなりしんどかったですね。毎日第2回あおしゃべりのアーカイブを見て、名前を呼んでいただいたことを励みにしていました。


まだ一週間も経っていませんけど、一人でやれそうな手応えは割とあります。一通りの家事は実家暮らしの中で叩き込まれていたので、その点では母に感謝しなければなりません。感謝すべきはそこだけではないのですが!

CulutureZというラジオ番組、今月から月曜パーソナリティー夏川椎菜さんが就任しまして、先日の第2回でひとり暮らしに関するタイムリーなお話があったのも、何かの巡り合わせかな、とか思いながら聴いておりました。


ライブに行くなら自立する覚悟をしろ、という母の売り言葉に買い言葉ではあったわけですが、自立する決断を下したこと自体は間違っていたとは思いません。
それを話した時も「天ちゃんを選ぶんだね」などと言われましたが……。

確かに世の中がこういった状況にならなければ、もしかしたらこういう決断にはならなかったのかもしれませんけれど、いつかくる未来がきただけ。来るべき時が来ただけのこと、という感じもしているところです。


諸々の初期費用のために貯金を切り崩さざるを得なかったのはかなり痛手ではありますが、もし何かを変えたいと現状に悩んでいる方がいらっしゃるのだとしたら、自立を決断してもみるのも選択肢のひとつかもしれません。

そんな感じで、SNSにおいては見かけ上の変化はありませんけれども、私なりに新生活の中で新たな「推し事」の形を模索していく日々が始まります。これを読んでくださっている皆さん、改めてよろしくお願い致します!


推しにもらった「挑戦」の心、これからも大切にしていきたいなぁ。