レンカノを借りた話

こんばんは、氷雨です。
皆さんは「レンタル彼女」というサービスをご存知でしょうか?
彼女代行サービス、要するに恋人気分を味わえるサービスです。

「うわ、そんなの使ってんのかよ。きめえ!!!」という罵倒が聞こえてきそうですが、まあちょっと待って下さい。ひとまず話を聞いてほしい。
確かに30代異常独身男性ですから、キモいのは認めましょう。


しかし私なりに今後の人生を真剣に考えた結果、ちゃんと目的を持って利用すれば得難い経験になる。あくまで格好いい男になるための自己投資。
決して虚しさを埋めるためだとか、不埒な考えからでもない。

過去のトラウマと向き合い、男としての自信を得ること。女の子をちゃんとエスコートできる男になること。今後予想されるリアルリリイベや推しとの接近戦を前にしても堂々とした推しに相応しいオタクになること。


そのための経験を得ることが私の目的です。
一番格好悪いのは、周りや世の中を呪って何もしない事です。

男として生まれたのに女の子の一人すら幸せにできない人生なんて絶対嫌だ。
それは推しだろうとレンカノだろうと本当の彼女だろうと同じなのでは……?


そもそも私がレンカノを認知したのは『彼女、お借りします』という宮島礼吏先生の原作漫画が世に出始めた、2017~2018年頃のことでした。

おそらく初めての題材を使った恋愛コメディ、これは次に「流行る」作品になるに違いない!とオタクの野生の勘がびんびん来ていました。


もちろん番宣CMでヒロインの水原千鶴に声をあてていたのが声優の雨宮天さんだったことも、この作品に興味を持った理由の一つではあります。

ですが、当時の私はレンカノを実際に利用してみよう、などとは露ほども考えてませんでした。むしろ利用する男の気が知れないと思ってました。


「俺だって本気を出せば彼女くらい作れるわ!」
「ていうか実際はやばい商売なんじゃねーの?」
「お金払ってデートだけってコスパ悪すぎない?」

そう思っていた20代中盤が僕にもありました。

それから5年、天さんのオタクとしては何の悔いも残らないくらい、全力で推し事に励んできた自負はあります。一人のファンとして何ができるのか、どうしたら天さんに喜んでもらえるのかをずっと考え続けてきました。


それはこれからもきっと変わらないし、変えるつもりもありません。
けれど、たぶんそれだけじゃ、ここから先は自分の殻を破れない。

そう思った時、最初に述べさせてもらった考えに至ったわけです。
前置きが長くなりましたが、では本題に入っていこうかと思います。


   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   


詳細は伏せますが、利用したのは老舗かつ大手のレンカノ会社です。
色んな情報を集めて検討した結果、ここが一番「レンタル彼女」を斡旋する会社として研修が行き届いており、質がいいと判断したからです。

選んだ女の子はデビューしたばかりの新人の女の子でした。
仕事に慣れた人気の「プロ」感がある子よりも、この仕事に染まり切っていない子の方が、私自身も少しは緊張が和らぐかな?と思ったからです。


設定したのは都内某所を散策しながらめぐるカフェデート。
先ほど申し上げたレンカノ会社に登録し、いざ申し込み!

希望日程の調整が行われ、お互いに都合が合えば成立です。
相手の女の子からメールが入るようになり、簡単な自己紹介から始まって、当日までデートの打ち合わせや相談ができるシステムになっています。


会社のHPにはメル友としての使用は想定していませんと注意書きがありますが、想像以上にめっちゃメールが来ます。何だこれ、神対応か……?

相手の女の子に依るかもしれないので一概には言えませんが、少なくとも私が選んだ女の子はめっちゃメールを返してくれました。なんていい子。


何度かやり取りを繰り返しながら、遂に当日を迎えました。
緊張半端ない。推しのサイン会と同じくらい緊張したけど?

「今日の俺は格好いい、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ……。」
自己肯定感ゼロの限界オタク、必死に自己暗示をかけました。


ひとまず、こちらが指定した待ち合わせ場所に向かいます。
日曜の天気のいい昼下がり、結構な人出が街に溢れています。

お互いに格好を伝えていたので程なくして合流できました。

早速連れ立って移動開始。一応デートコースの動線は頭に叩き込んでは来たものの、オタクはオシャンなカフェの場所なんて馴染みがないのだ。


無事に迷わず到着しました、開始早々の失点は何とか回避。
お互いに気になっていた甘味を注文し、会話を楽しみます。
5分か10分で甘味と飲み物が運ばれてきます。うん、美味しそう。

「一口いかがですか?」
「あ、いいんですか? じゃあ、いただきます」


……や、いいのか!? 本当にいいのか!?!?
デートなんだからこれが普通、これが普通なんだよ……。

ありったけの平常心をかき集めて冷静に振る舞いました。
何の味もしなかったね。マジで味が分からん!!!


必死に捻り出してそれっぽい感想を口にしましたが、正直何て言ったか自分でも覚えてません。甘いか渋いか、温かいか冷たいかしか分かんない。

年齢=彼女いない歴の限界オタクを舐めんなよ……?(震え声)
脳内でパトラッシュが悲しげな顔をしていたような気がします。


意外にボリュームがあったので、思っていたより食べ終わるのに時間がかかりました。
想定時間をオーバーしていたので、会話もそこそこに退店。

散歩がてら移動しながら、気になるお店を見て回りました。
30分程度かけて歩くと、最終目的地の大きな雑貨屋さんを発見。


なぜか脳内を流れていく『ザナルカンドにて。』
最後かもしれないだろ? だから、全部話しておきたいんだ……。

いやいや、終わってどうすんだ。頑張れ俺。負けるな俺。
雑貨屋さんをゆっくり一回り。普段目にしないような物が沢山。


ここまでで予定時間に達したので、LINEを交換して解散となりました。
これで次回以降は直接デートの相談ができるシステムなわけですね。

やりおる……沼が深いぞ、これは……。
や、正直めちゃくちゃ満足度が高いサービスです。何これ、チョロい。


ゴミを見るような冷たい視線ではなく、終始好意的に接してくれるので涙が出るほど素晴らしい。リピーターになる和也の気持ちが分かったぜ……。

レンカノもかのかりも、全力で応援していきたいなと思いました。
もちろん自分自身もちゃんと成長していかなくてはなりませんが。

異常、じゃなかった。以上、レンカノ体験レポートでした!!!

Piacere! 渋谷公演Day2

こんばんは、氷雨です。
10/29(土) 17:00開演『LAWSON presents 麻倉もも Live Tour 2022 Piacere!』渋谷公演Day2に参加してきました。今回はその感想記事となります。

以下、公演に関するネタバレ等を含みます。
またこの感想記事はあくまでも私から見た麻倉ももさんというスタンスになりますので、その点を踏まえて読んでいただけると嬉しく思います。


私個人としては、麻倉ももさんのソロライブは2018年11月に舞浜アンフィシアターで開催された『Peachy!』千秋楽以来、約4年ぶりの参加でした。
『Agapanthus』は横浜公演に行く予定でしたが幻となってしまいましたし、今回のツアーは皆さんの感想を拝見してとても楽しみにしていました。


以下、今公演のセットリストとなります。

1. ネムイケド
2. Good Job!
3. カラフル
4. シュークリーム
5. Love me, Choose me
6. ふたりシグナル
7. フラワーズ

8. eclatante
9. ユメシンデレラ
10. monologue
11. あしあと
12. 明日は君と。
13. Run for you
14. Fanfare!!
15. 満開スケジュール
16. ピンキーフック

EN
17. プリンセスじゃなくても
18. 恋のプレリュード
19. 彩色硝子

日替わり曲は2、14、18曲目かな?
他公演のセトリをあまり見ていないので違ったらすみません。


2018年『Peachy!』の頃に私が感じていたのは、麻倉ももさんはめちゃくちゃ可愛いけれども、率直に言って雨宮天さんのライブで感じられるような魂の震えは感じられなかった、ということでした。

それは私が雨宮天さんのオタクとしての贔屓目かもしれないし、楽曲の好みなのかもしれないし、彼女自身の声優・アーティストとして本気度の見え方とか、色んな複合的な理由があると思うんです。


雨宮さんや夏川さんの楽曲は尖ったものが多く、御本人の好みが非常に分かりやすいという特徴がある。逆に言えば結構人を選ぶはずです。好きな人には刺さるけど、好みでない人は全然刺さらない。

それは世界観が確立されているからです。麻倉ももさんの曲は人を選ばないけど、だからこそこの曲を麻倉ももさんが歌う理由が見えてこなかった。


私の不勉強かもしれませんが、当時の麻倉さんのやりたいこと、彼女の世界観や色の部分をもっと感じたい、という点でパンチが不足してたんです。

そしてファンとの関係性や距離感を(たぶん彼女自身も)掴みあぐねていたことが一番大きかったんじゃないかなと勝手に思っています。いました。


しかし今私が書いたことの全部、昨日の公演では綺麗さっぱり洗い流されました。麻倉ももさんだからできること、麻倉ももさんにしかできないライブが、間違いなく目の前に広がっていました。

『Peachy!』から『Agapanthus』を経て、アーティストデビュー6周年を目前に控える彼女の色と成長と自信が見えた。こうしてブログを書きたいと思うくらい感情を動かされた。それが答えです。


もも組の皆さんからしたら、外野がごちゃごちゃ言ってんじゃねぇよって感じかもしれませんが、ミリオンライブ!のメンバーの一人、TrySailのユニットの一人として雨宮さん、夏川さんとともに足掛け8年も応援してたら、そりゃ最推しじゃなくても感じるものはあるんですよ。


人前で話すのが得意じゃなくて、時に危なっかしいことを言ったり、優しさゆえに周りに遠慮してしまったり。そんな麻倉さんはここにはいなくて。

彼女が本来持っている自由さ、ようやく実現した凱旋公演を終えた自信、そして何を言ってもどんなことをしても好きでいてくれる人がいるんだ、ということを肌で感じたからこそ出てくる言葉。


ブログやTrySailとして活動してる時は全然見えなかった。
いや、麻倉ももさん、ファンのことめっちゃ好きじゃん。

とても大きな収穫でした。中野公演も行きたいくらいに。
麻倉ももさんの今後の活動、これからも応援しています。


最後に余談ですが、私の麻倉ももさんの好きな楽曲は
・秘密のアフレイド
・花に赤い糸
・カラフル

でしたが、今ツアーにて
・恋のプレリュード
・monologue
・Love me, Choose me
を好きになったことをこの場でお伝えしておきます。


バラードというか失恋ソングが好きなのがバレるな!
そして最後の最後にクソどうでもいいことですが、ハロウィン前の渋谷、西武ドームの次に行きたくないです。なんだあの人混み! ばーか!
では、また次のブログで。

単推しの良し悪し

突然ですが推しのいる皆さんに質問です。
あなたは単推しですか? それともDDですか?

私自身かなり単推し気質が強いオタクだと思います。あまり器用なタイプではないので、複数の推しに対して熱量を持ち続けられない節があります。


幸いなことに私のそう言ったスタイル、格好良く言えば「流儀」を褒めてくださる方も中にはいらっしゃって、大変光栄なことだなと思う毎日です。

とは言え、私がDD反対派かと言えば全くそんなことはなく、むしろ推し事をする上でDDであることは決してマイナスにはならないと思っています。


そもそも、DDって色んな人の魅力的な所、素敵な一面を見つけるのが上手くて、それだけ沢山の人に情熱を注げるエネルギーのある人ですよね。

金銭的には厳しいものがあるかもしれませんが、それだけ日々色んな推しの供給を得られるのなら、お釣りが来るレベルで幸せなことだと思います。


じゃあ、単推しでいることのメリット・デメリットって何?
ってことを改めて考えてみました。

これは私の経験則なので当てはまらない方も多いかと思いますが、実際のところ割とデメリットもある話なので、まずそちらから話していきますね。



一番のデメリットは「愛が重くなる」こと。

単推しなので当然っちゃ当然なんですが、かつては等しく遍く愛を注いでいたコンテンツにさえも、少なからず「俺が見たいのは担当(≒推し)なんだよな……」という非常に極端な感情を持ってしまう瞬間があります。ありました。


担当のソロ曲への想い入れが強くてライブの演出の仕方に不満を抱いたり、アニメにおける推しユニットの扱いや展開にブチギレた過去もあります。

「あ、俺コンテンツ推しできなくなってる」と気付いてからは距離を置くようになりましたが、まあ面倒くさいオタクになりやすいということです。


他には独占欲であったり、同担拒否であったり。
これは「良いファンってどんなファンなんだろう?」って話にも派生してくるんですが、私自身、理想とするファン像というものがありまして。

・自分の言葉で推しの好きな所を発信できること
・推しが好きな人たちが集まって輪を作れること


これは大事にしていきたいなと思ってるんです。
ファン同士がいがみ合ってたら空気も悪いし、嫌いな人がいたらせっかく推しの現場なのに行きたくなくなるじゃないですか。それって嫌だなって。

少なくとも推しに迷惑をかけるファンではありたくない。


そこから逆算していくと、自ずと「独占欲」「同担拒否」みたいな感情は、抱くなとは言わないまでも、どこかで対峙しなきゃいけない瞬間が来る。

大方それは他人と比較することで生まれるマイナス感情なので、そこと折り合いをつけられるようになったら一皮むけたと言えるのかもしれません。



色々単推しの厄介ぶりを話してきましたが、次にメリット。
一番のメリットはやっぱり「説得力」を持たせられること。

長くその人だけを応援し続けてきた人の言葉には、他の人にはない凄味というか重み、のようなものがありますよね。一朝一夕には身に付きません。


そして推しに「いつも応援してくれてる人」という安心感をもたらせるでしょうし、距離感さえ履き違えなければ信頼関係を築くこともできます。

私は「推し変するな」とは思いませんし、実際これだけ魅力的な人が溢れているので「推し変」「推し増し」は当たり前の世の中なんだと思います。


ただ、その中で単推しを貫けるのなら推しだって一人の人間なので、相応のプラスの感情は持ってくれているんじゃないかな?と思ったりもします。

具体的には書きませんけれど、8年も単推しやってるとそれなりに「これもしかして私信ですか???」みたいな奇跡が何度か起こったりもします。


まあ9割方ただの勘違いですし、ていうか勘違いでなかったらそれこそ、推しに対するガチ恋症状が一気に末期化していくことになるわけですが!

つまり何が言いたいのかというと、それだけ本気で好きになれる人に出会えたということこそが、単推し最大のメリットと言えるのかもしれません。


色々思いつくままにうだうだ書き連ねてきましたが、要するに自分に合った方法で楽しく推し事をしていけるなら、それに越したことはありません。

昨日も今日も明日もこの先も! 推しの笑顔が第一!!!
推しがくれる幸せを、私も周りに還元していきたいものです。
それでは。

氷雨会丹波山合宿

タイトルの通り、丹波山合宿に行ってきました!
台風が接近する中ということで一時は危ぶまれた旅程でしたが、3ヶ月前から予定を組んでいたので無事に決行できたことにまずはホッとしています。

今回の旅の目的は声優の雨宮天さんがワーケーション動画を撮られた場所・山梨県丹波山村聖地巡礼を兼ねて、青き民との親睦を深めることでした。


youtu.be


元々は村の狼伝承を題材にした絵本の朗読を雨宮さんがされていて、その繋がりでこのワーケーション動画も制作されることになった経緯があります。

tabayama.info

ameblo.jp


シルバーウィーク前半の3連休とあってか、奥多摩駅までの道中もそれなりに混雑していました。山登りやキャンプと思しき人の姿も多かったです。

車窓から見える田園風景や、山の中をズンズン登っていく電車の中で「これも東京なんだよな」と不思議な気持ちでした。そして奥多摩、遠い!(笑)

Twitterを眺めていたら(おそらく)全員が同じ電車に乗っていたのが地味に面白かったです(集合時間10分前到着の電車なのでそれはそう)


程なくして今回の合宿に参加する5人が集合。
駅前にある氷川サービスステーションさんでお昼にします。

麺は手打ちだそうで、定食やセットものは千円ちょっととリーズナブルな値段でなかなかボリューミーです。ラーメンや丼単品ならさらに安いです。
テーブルごとのお会計なのでそこだけご注意を。


その後、近くのコンビニで飲料・食料の補充を済ませ、いよいよ丹波山村に向けてバスに乗り込みます。通常であれば丹波行きのバスで一本です。

が、現在は土砂崩れによる国道411号の不通にともない、途中の「大津久」で無料のシャトルバスに乗り継ぐ必要がありますので気をつけて下さい。

こちらのシャトルバスは土日祝限定の移動手段になりますので、平日の場合は村民タクシーを活用するなど、別の手段を講じなくてはなりません。


「や、いろは坂か??」と感じるレベルでうねった道を器用に登っていくバスに揺られながら、早速車内で限界トークかましていく青き民の面々。

ワーケーション動画の再生数の100分の1はこの5人で再生してる説や、今後参加予定のライブ・イベントなどをお互い確認し合ったりしてました。


乗り継ぎ時間も含めて90分ほどバスに揺られ、遂に終点「丹波」に到着! ここから5分ほど道を戻ると、この日の宿「かどや旅館」さんがあります。

小ぢんまりとした昔ながらの民宿のような出で立ちですが、中に入らせてもらうと思いの外広くて、趣のある素敵な旅館であることが分かりました。


荷物を下ろして部屋の確認をした後、丹波山村温泉「のめこい湯」でお風呂と夕飯をいただきに出発します。旅館からは徒歩10分くらいでしょうか。

旅館経由で入湯すると大人一人300円に値引きしてもらえるので要チェックです。温泉の最終受付は18時、併設の食事処は18時半がラストオーダー。


駐車場に併設された「道の駅たばやま」では特産品やお土産も購入できますが、こちらの営業は17時までなので早めにチェックしておきましょう。
件の「狼絵本」もこちらで購入可能でした!


露天風呂で丹波山の空気を感じながらひとっ風呂浴びた後、自販機でいろはす「もも」を購入する異常者青き民。瓶のコーヒー牛乳がほしかった!

お食事処はカレーや丼、麺類など一通り揃っています。私は蕎麦とデザートのアイスを注文したのですが、先にアイスが出て来て少し焦りました(汗)
みるみる溶けていくアイスを横目に蕎麦を啜る葛藤()


食事を終えた後は旅館に戻って、合宿メンバーに持ってきていただいたPCとUSBケーブルを旅館のテレビに繋ぎ「Magia Day 2022」を見ながら、ほぼほぼ学生時代以来のトランプやUNOといったカードゲームに勤しみました。

途中、旅館の女将さんからフルーツや夜食のおにぎりを差し入れしていただくなど、こういった旅館ならではのサービスだなぁと心が温まりました。


その後は持ち寄ったTrySailのMV集や、Paint it, SKYなどを見ながら盛り上がるものの、まだ日付も変わっていないことに驚く一行。時の流れが遅い!

大阪からわざわざ合宿に参加したメンバーを筆頭に、移動の疲労と睡魔が次々にピークに達する面々。2時からの青天井はリアタイできるのか!?


5人の団体ということで二部屋用意してもらっていたのですが、もう一部屋から布団を持ってきて大部屋の方に5人分の布団を敷き詰めて寝ることに。

「や、仲良すぎか??」とは思いつつも、合宿の醍醐味って感じもして楽しい。一人だけ布団の向きを逆にして寝る謎の奇行行動には笑いました。


寝たい人は寝て、青天井まで粘る人は横になりながら他愛もない話をしました。自分のことより推しの結婚相手について真剣に考える異常独身男性。

私は青天井を聴いてから寝ました。
これにて初日が終了。


2日目はなんだかんだで6時過ぎには覚醒しました。
朝食付きプランにしていたので、程なくして朝食が運ばれてきます。朝食はTHE・和食といった焼き魚、味噌汁、納豆、お漬物などが並びました。
朝に弱いグループと朝に強いグループで対照的に。


私はどちらかと言えば夜型なのですが、三食きちんと食べるタイプなのでバッチリ完食しました。炊飯ジャーごと持ってきていただいたので残すのも忍びなく、ご飯を3杯食べたらあとで若干胃もたれしたのは内緒だ……。


本来なら旅館を出た後はTABAワークセンター、きのしたベーカリーなどを散策する予定だったのですが、ここであいにく雨が土砂降りの様相に。

先程も申し上げたいろは坂レベルの迂回ルートは合計雨量が100ミリを超えると通行止めになるおそれがあり、帰り道を断たれることになります。


女将さんの勧めもあって、悩んだ末にこの後の予定を泣く泣く切り上げて帰ることに。
来ようと思えば合宿にはまた来られますからね。安全第一。
青き民と女将さんとの記念撮影を経て、帰路に着きます。


女将さん的には大学のサークルか何かだと思っていたようで「皆さんは何学生さん?」と聞かれたのですが「社会人と学生です」とお答えしたところ、とても驚いていました。
まあ何の集まりか普通分かりませんよね……。


バスの発車時刻が迫っていたので慌ただしく出発してしまったのですが、もう少し時間的な余裕があれば雨宮さんのお話も伺いたかったです。
お世話になりました、ありがとうございました!


大雨降りしきる中、帰りのバスが到着。
ぐんぐんと山道を下って行きます。幸いまだ通行止めにはなっておりませんでしたが、あまりの雨の勢いに早めに出発してよかったなと感じました。

その後、無事に奥多摩まで戻ってきてからは各々の帰宅ルートに着きました。私は帰宅2路線の運転見合わせと遅延に巻き込まれたのはまた別のお話。


以上、氷雨丹波山合宿の紀行文でした。
大変楽しかったので、また計画したいと思います!
皆さんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

リケ恋がYATTEKURU

 ほぼ接近に近い小規模イベントは甘美な毒である。(氷雨 199×~)


 彼が寝台列車と新幹線を乗り継ぎ、遥々千葉から福岡までやってきた理由はただ一つであった。人生を賭けて生涯応援することを勝手に決めている推しのご尊顔を拝むためだ。甚だ馬鹿げている、と脳内別人格の彼が鼻で笑う。その通りだ、反論の余地もない。しかし誰に何を言われても笑われても、推しと過ごす時間が彼の幸せの全てであった。

 その日、彼は仕事を終わらせると一目散に家路についた。一度もアイロンをかけたことのない草臥れたスーツを、半ば投げ捨てるように脱ぎ捨てると、急ぎシャワーを浴びてプライベート用の服に着替える。用意してあった荷物を手に取り、先ほど降りたばかりの最寄り駅に再び向かう。やってきた電車に飛び乗ると、東京駅で寝台列車に乗り換える。

 彼にとって初めての寝台列車の個室は、押入れを秘密基地にしていた幼少期を思い起こす狭い空間だったが、どこか懐かしくもあり不思議と心躍る場所でもあった。子供の頃に買えなかった玩具を、大人になって買い漁るのにも似た喜びを感じる原体験だ。寝間着に着替えるスペースもほとんどなかったが、小柄な彼はむしろ居心地の良さすら覚えた。

 B寝台ソロはモーターの上に部屋があると聞いていたので、眠れるかどうかが気掛かりではあったが、当たり前のように繰り返される5連勤と月始めのハードワークをこなした後の週末とあって、寝支度を整えて横になるとまもなく眠りに落ちた。どれくらい眠っていたのか、目が覚めると窓の外は田園風景に変わっていた。陽の光が差し込んでいる。

 予め買っておいたパンを無造作に食べながら、麦茶で喉に流し込む。寝間着を着替え、車掌の到着アナウンスを待つ。程なくして、列車は乗り換え駅の岡山へ。サンライズ出雲と瀬戸の切り離し作業を見終えた後、新幹線の発車ホームへ踵を返す。思っていたより快適だったとは言っても睡眠時間が足りているわけではないので、彼は何度か船を漕いだ。


 1時間ちょっと微睡みの中にいると、あっという間に目的地の小倉に到着した。昼食には些か早いが、小腹が空いていたのでその解消と時間潰しのため、駅前のカフェに入る。アイスティーとマフィンを胃に流し込む。すると青い服を来た女性が横を通り、不意に心臓が跳ねる。分かっていても後ろ姿を見てしまう。彼の悪い癖だ。自嘲し席を立つ。

 今日の宿は駅から歩いて10分ほど。イベントのチケットを入手した翌日にホテルを探すと、駅チカのホテルはほぼ全て全滅していて大層驚いた。仕方なく駅から少し離れた歴史ある古いホテルを仮住まいとした。あちこち傷んでいるが、スタッフの対応はとても良い。チェックインには早すぎる時間だったが、荷物を預けて身軽になることができた。

 周辺を散策した後、そろそろイベントが始まる頃合いというところで、見知った顔を発見した。徐に近づき挨拶を交わす。話をしていると、建物が開放された。7階のイベント会場に足を向けると、漠然と入場待機列らしきものができていたので並ぶ。形式的に消毒と体温チェック、チケットと身分証確認、ワンドリンク制なのでコインで飲み物を買う。

 今回は最近のイベントの中では珍しく、フラスタ・楽屋花の搬入が許可されていた。推しに関係するイベントとしては、現在の環境化で初めてのことだった。ファンの想いが形になった御花を見上げる。やはりあるのとないのとでは、士気だったり雰囲気だったりが微妙に異なる気がした。彼も参加者の端くれとして名を連ねているネームボードを見る。

 ただの名前の羅列が『どんな時も、いつだって此処にいる』と強く語っているように思えた。彼は想いの結晶が御花でなくてはならないとは考えていない。形はどんなものでもいいと思っている。けれど、絶対になくならないでほしい文化の一つだった。また会場がスタンド花で溢れる世界で一番青い場所が見たい、という想いは彼の心の中にもある。


 第一部の開演時間である12時の5分ほど前に、雨宮さんの声で諸注意を告げるアナウンスが流れる。これは今この瞬間に読み上げているのか、それとも事前に録音したものなのか、彼には判別が難しかった。それほど理路整然と、凛々しく綺麗に読み上げていたのだ。なお第二部の最初のMCで、これは雨宮さんの生の影ナレだったことが明かされた。

 そんな益体もないことを考えながら10分ほど経った頃、遂にイベントが始まった。MCの芸人さんが場の空気を温め、登壇する演者を呼び込む。上手から山田さん、雨宮さん、原さんの順に手を振りながら登場し、席に座る。各々が想像する理系女子大生的プライベートファッションなんだろうなあ、というお衣装。詳細は各自SNSを参照してほしい。

 「えっ、距離近っ」と心の声が洩れそうになる。彼は5列目の中央であったが、ステージまでの距離は目測で5メートルもない。雨宮さんは例によって、演じる氷室菖蒲的薄い青系シャツに黒タイツスカート。美しいご尊顔から目を逸らすが、黒タイツをガン見するのも失礼に違いなく、目のやり場に困る。心臓を手で抑えながら、彼は視線を顔に戻す。

 「この距離感はやべーって!」と必死に訴える己の心の声を無視し、雨宮さんの挨拶に耳を傾ける。自然と顔が綻ぶ。彼はマスク着用が義務で良かったと思った。間抜けなニヤケ面を推しの前に晒す心配がないだけでも有り難かった。
 イベントの内容は大きく分け、ゲームコーナーと朗読だ。


第一部
 ・作品紹介とキャラ紹介
  ※超シンプルな相関図
 ・理系学生に聞いてみた。(二択多数派当てゲーム)
  ※CR雨宮さん。不正はなかった
 ・ポーズ合わせゲーム(お題から連想・全員揃える)
  ※独特なポーズを連発する原さん
 ・原作漫画の生アフレコ(理系的童話回)
  ※原さんと山田さんの役の掛け持ち量
 ・色玉(?)をお題通りに試験管に入れるゲーム
  ※意外に器用な雨宮さん

第二部
 ・理系女子に相談コーナー(Twitter事前募集)
  ※原作・山本先生による切実な相談
 ・チーム対抗単語連想クイズ(外来語禁止)
  ※原さんの理系知識に頭を抱える雨宮さん
 ・被らずに単語を記名するゲーム(会場参加型)
  ※山田さん「沖縄県!(福岡県)」
   隣で目を丸くする雨宮さんのお顔
 ・質問コーナー(1人5問キャラになりきり回答)
  ※「雪村くん、しゅき~!」「ばりすいとーよ♡」
   オタクは二度死ぬ、執行猶予などない


 何かが足りなかったり一部と二部の内容が逆だったり順番が違ったかもしれないが、彼の記憶力を辿ると概ねこのような内容であったと思う。
 もし違っていたら訂正したいので、覚えている方はご教示願いたい。

 簡単にではあるが、個人的な見所と思しきものは※にて記させていただいた。ちなみに第二部では第一部の衣装に白衣が加わっていたので、衣装だけで言えば一部の方が破壊力が高かった、というのがおそらく参加者の総意だったのであろう。どんな衣装でも推しのご尊顔の前には心停止必至なので、どちらにせよ彼にとっては同じことではあるのだが。

 イベント時間は両部ともに100分~110分、間に換気時間として10分程度の休憩が設けられていた。この手のイベントの中では非常に満足度の高い内容だった。各部ともに割と長丁場であったにも関わらず、休憩時間もあってか全く退屈することなく、終始笑いに包まれたイベントであった。座席は指定で全11列220席。最後列であってもとても近い。

 MCのメガモッツさんはしっかりリケ恋を履修してくださっていて、出しゃばり過ぎずふざけ過ぎずに演者のお三方の魅力を引き出してくださっていたと感じた。全体的にちょうど良い塩梅で危なげなく司会を務めてくださり、非常に好感が持てるお二人であった。自称クリスにはさすがに笑ったが、中川さんは確かに天津向さんにちょっと似ている。

 そして何より、演者のお三方が美しく話が面白いということに尽きる。奏ちゃんは作中で常識人ポジションのツッコミ役であるが、原さんはいい意味でポンコツのツッコまれ役のように見えた。理系知識は数学4点の雨宮さんが頭を抱えるレベルだったし、何かと一人だけ独特の感性を炸裂させていた。たぶんすごく面白い人である。今後も注目したい。


 山田さんは声優としてはほぼ初めての作品イベントであるという話をしていたけれども、前職が前職だけに場馴れしてる感があった。ていうか、宣材写真が結構好みだ。実際すごくお綺麗である。こういうことを言うと、また「推し変か?」というあらぬ疑いをかけられるので、あまり声高には言えないのだが。彼の推しは今も昔も唯一人である。

 雨宮さんと山田さんはアフレコのタイミングが別々で、挨拶を除けばほぼ初対面だったようだ。山田さんが雨宮さんのお顔を頻りに褒めていた。ちなみに山田さんは絶叫系が得意らしいが、漢字には弱いように見えた。雨宮さんと真逆である。あとたぶん天然だ。「沖縄!(福岡)」には笑った。雨宮さんの貴重な困惑顔が見られたのも有り難い。

 最後に雨宮さん。オンラインリリイベやライブ等のMCに比べればさすがに「余所行き」の天さんであったが、時折覗く素の天さんが愛おしい。キリッとした仕草も、くしゃっとした笑顔も、お水を飲む時のぷくっと膨らむ頬さえも。つい外見の凛々しさに見落としてしまいがちだが、彼女は賢い。周りを見て、どう生かすか決めることのできる人だ。

 普段ユニット内ではベテ赤を名乗り、どちらかと言えばボケ倒しているようにも見えるが、今回のように周りがボケに回るのならツッコミに回ることもできるのが雨宮さんである。人をよく見ていて、頭の回転が早いのだ。そんなところも魅力の一つだと思っている。あと近かった、めっちゃ近かった。しっかりファンと目を合わせてくれる。好き。

 大まかな内容は以上である。彼にとって初めての福岡一人旅は非常に楽しいものとなった。当方、紳士を絵に描いたようなオタクであるため、このように面白味のない拙筆となってしまったが、ここまで読んでいただき心より感謝申し上げる。読者諸氏におかれては、今後も健康に留意し、各々が推しを幸せにする活動に勤しんでいただければと思う。