最近思ったこと雑記

こんばんは、氷雨です。
2022年の総まとめというか総決算的なブログを書こうと思っていたら、師走に体調を崩してそのまま弊社繁忙に突入してしまって叶いませんでした。

あろうことか、レンカノを借りた話が約2ヶ月もブログのトップに君臨してしまうという不本意な状況のまま年を越してしまったわけで、しかも困ったことに結構読まれてるみたいなんですよね、この記事。いや、何でだよ。


そんなこんなで遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。本年も気ままに更新していくつもりなので、期待はしないで下さい。

さて、本年の推し事始めとしまして、日本武道館で開催されたアイドルマスターミリオンライブ! 9thLIVE ChoruSp@rkle!! Day2に参加してきました。


私がアイマスに触れたのは2013年で、ミリオンには2014年から一ファンをやらせてもらっていて、アイマスの歴史の中では後発組だったにも関わらず、ミリオンでは古参という面白い立場を享受していますが、まあそんなことはどうでも良くて。

私はずっと思ってたんですが、如月千早しかり、北沢志保しかり。
「どうしてこの子にこんな重荷を背負わせたんだろう?」って。


キャラクターの一人ひとりにトップアイドルを目指す理由があり、それぞれのバックボーンがあって、当然それは作り込まれた設定であるわけです。

それは単に「輝く姿が憧れだった」でも良かったはずなのに、この二人のキャラクターは過酷な運命と他者を寄せ付けない孤独を抱えていました。
こんなけったいなもんを背負わせた運営側はふざけんなよと。


16歳、あるいは14歳の少女に背負わせるにはあまりに重すぎる。だからこそ放っておけなかったし、彼女たちを幸せにしたかったんだと思います。

ファンは推しに似るとか、Pは担当に似るとかよく言いますけど、結局のところ私自身が面倒くさいから、面倒くさい女が好きなんだと思います。


誰よりも笑顔でいてほしい、幸せでいてほしいという重い想いが私の原動力なのですが、それはつまり解釈の衝突が起きると諸刃の剣にもなるわけで。

その時の私は自分なりにケジメはつけなきゃいけなかった。
嫌いになったからじゃなくて、大好きだからこそ距離を置く。

「ようわからんカップルの痴話喧嘩か???」って話ですよね。
笑っちゃいますよ、本当。オタクって面倒くせえな。


好きなものを否定しづらい空気ってありますよね。熱量のあるコミュニティに身を置き、多くの仲間を作ってしまうと余計に反対意見を言いにくい。

本来そういった少数派の意見や感想を自由に放流していい、とまでは言わずともそこまで気にも留めなかったはずのSNSが、コロナ禍になって応援する人とされる人の距離感が相対的に近付いたことで、そうではなくなった。


もしかしたら推しが自分のツイートを見てるかもしれない。
少し前なら考えもしなかったことが、あり得ることになった。

それがいいとか悪いとか論じたいんじゃないのでそこは置いておいて、結果的に今現在のSNSはそういう場所になっている。もはや公共の場ですよ。


時間も限られてるし、余計なこと言って炎上して嫌な気持ちになるくらいなら黙っとこうってのは当然かもしれないけど、本当にそれでいいのかなとか。

イエスマンしかいない会社がヤバいのと同じで、全肯定しかしないファンもどうなんだろうって思うけど、批判的な意見を推しに見せたいわけではない。


でも何かを成すということは絶対に肯定意見だけであるはずがない。
否定意見がゼロであるなんてことはあり得ない話なわけで、それを潰してしまうことは却ってマイナスにすらなる場合もあるわけです。

何が言いたいのかというと、演者に対してダイレクトに伝わる言葉はプラスのものだけでいいと思います。ただし運営にはマイナス点も伝えていく必要がある。それが本来のあるべき姿なのかな、と私は思っています。


いやあ、息が詰まりますね。ほんと難しいです。
ただ私自身の原点に帰るとするなら、人にどう思われるかよりもどうやって心を動かすか、だと思ってはいるので。考えて考えて、行動して変える。

そこのバランス感覚はこれからもしっかり持っておかなきゃいけない。
その上で良いものは良い、良くないものは良くないって言いたい。
疲れるからやめとこう、としがちな最近の自分への戒めも兼ねてね。


色々と話が脱線してしまいましたが、ミリオン9thライブとても良かったです。これがミリオンライブだよな!って感じられる部分が随所にあって。

あとやっぱり私は全体曲に始まりしっかりソロパートがあって、新旧のユニット曲のパートを挿み最後に全体曲で締めるっていう王道中の王道の演出が好みなんだなと気付かされました。この辺は3rdや5thの構成に近かったかな?


まもなく10周年を迎えるにあたり、演者の皆さんの表情がとても晴れ晴れと凛としていたのが印象的でした。自信に裏打ちされた心の強さを感じた。

ミリオンライブは止まらない、本当にその言葉の通り彼女たちならどこまでも、どこへでもいけるんじゃないかと感じさせてくれるライブでした。

10年間キャラクターに寄り添いながら、私達ファンとともに歩んでくれた演者の皆さん、スタッフの皆さんには本当に感謝の言葉しかありません。


そして志保さんの色をこれからも探していきたいと言ってくれた天さん。
あなたが志保さんで良かった。心の底からそう思います。

あなた色に染められてからもう10年です。
ずっと好きでいさせてくれてありがとうございます。

志保さんのことも天さんのことも、これからも応援し続けていきます。
志保さん、ちょっと早いけど誕生日おめでとう。

レンカノを借りた話

こんばんは、氷雨です。
皆さんは「レンタル彼女」というサービスをご存知でしょうか?
彼女代行サービス、要するに恋人気分を味わえるサービスです。

「うわ、そんなの使ってんのかよ。きめえ!!!」という罵倒が聞こえてきそうですが、まあちょっと待って下さい。ひとまず話を聞いてほしい。
確かに30代異常独身男性ですから、キモいのは認めましょう。


しかし私なりに今後の人生を真剣に考えた結果、ちゃんと目的を持って利用すれば得難い経験になる。あくまで格好いい男になるための自己投資。
決して虚しさを埋めるためだとか、不埒な考えからでもない。

過去のトラウマと向き合い、男としての自信を得ること。女の子をちゃんとエスコートできる男になること。今後予想されるリアルリリイベや推しとの接近戦を前にしても堂々とした推しに相応しいオタクになること。


そのための経験を得ることが私の目的です。
一番格好悪いのは、周りや世の中を呪って何もしない事です。

男として生まれたのに女の子の一人すら幸せにできない人生なんて絶対嫌だ。
それは推しだろうとレンカノだろうと本当の彼女だろうと同じなのでは……?


そもそも私がレンカノを認知したのは『彼女、お借りします』という宮島礼吏先生の原作漫画が世に出始めた、2017~2018年頃のことでした。

おそらく初めての題材を使った恋愛コメディ、これは次に「流行る」作品になるに違いない!とオタクの野生の勘がびんびん来ていました。


もちろん番宣CMでヒロインの水原千鶴に声をあてていたのが声優の雨宮天さんだったことも、この作品に興味を持った理由の一つではあります。

ですが、当時の私はレンカノを実際に利用してみよう、などとは露ほども考えてませんでした。むしろ利用する男の気が知れないと思ってました。


「俺だって本気を出せば彼女くらい作れるわ!」
「ていうか実際はやばい商売なんじゃねーの?」
「お金払ってデートだけってコスパ悪すぎない?」

そう思っていた20代中盤が僕にもありました。

それから5年、天さんのオタクとしては何の悔いも残らないくらい、全力で推し事に励んできた自負はあります。一人のファンとして何ができるのか、どうしたら天さんに喜んでもらえるのかをずっと考え続けてきました。


それはこれからもきっと変わらないし、変えるつもりもありません。
けれど、たぶんそれだけじゃ、ここから先は自分の殻を破れない。

そう思った時、最初に述べさせてもらった考えに至ったわけです。
前置きが長くなりましたが、では本題に入っていこうかと思います。


   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   


詳細は伏せますが、利用したのは老舗かつ大手のレンカノ会社です。
色んな情報を集めて検討した結果、ここが一番「レンタル彼女」を斡旋する会社として研修が行き届いており、質がいいと判断したからです。

選んだ女の子はデビューしたばかりの新人の女の子でした。
仕事に慣れた人気の「プロ」感がある子よりも、この仕事に染まり切っていない子の方が、私自身も少しは緊張が和らぐかな?と思ったからです。


設定したのは都内某所を散策しながらめぐるカフェデート。
先ほど申し上げたレンカノ会社に登録し、いざ申し込み!

希望日程の調整が行われ、お互いに都合が合えば成立です。
相手の女の子からメールが入るようになり、簡単な自己紹介から始まって、当日までデートの打ち合わせや相談ができるシステムになっています。


会社のHPにはメル友としての使用は想定していませんと注意書きがありますが、想像以上にめっちゃメールが来ます。何だこれ、神対応か……?

相手の女の子に依るかもしれないので一概には言えませんが、少なくとも私が選んだ女の子はめっちゃメールを返してくれました。なんていい子。


何度かやり取りを繰り返しながら、遂に当日を迎えました。
緊張半端ない。推しのサイン会と同じくらい緊張したけど?

「今日の俺は格好いい、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ……。」
自己肯定感ゼロの限界オタク、必死に自己暗示をかけました。


ひとまず、こちらが指定した待ち合わせ場所に向かいます。
日曜の天気のいい昼下がり、結構な人出が街に溢れています。

お互いに格好を伝えていたので程なくして合流できました。

早速連れ立って移動開始。一応デートコースの動線は頭に叩き込んでは来たものの、オタクはオシャンなカフェの場所なんて馴染みがないのだ。


無事に迷わず到着しました、開始早々の失点は何とか回避。
お互いに気になっていた甘味を注文し、会話を楽しみます。
5分か10分で甘味と飲み物が運ばれてきます。うん、美味しそう。

「一口いかがですか?」
「あ、いいんですか? じゃあ、いただきます」


……や、いいのか!? 本当にいいのか!?!?
デートなんだからこれが普通、これが普通なんだよ……。

ありったけの平常心をかき集めて冷静に振る舞いました。
何の味もしなかったね。マジで味が分からん!!!


必死に捻り出してそれっぽい感想を口にしましたが、正直何て言ったか自分でも覚えてません。甘いか渋いか、温かいか冷たいかしか分かんない。

年齢=彼女いない歴の限界オタクを舐めんなよ……?(震え声)
脳内でパトラッシュが悲しげな顔をしていたような気がします。


意外にボリュームがあったので、思っていたより食べ終わるのに時間がかかりました。
想定時間をオーバーしていたので、会話もそこそこに退店。

散歩がてら移動しながら、気になるお店を見て回りました。
30分程度かけて歩くと、最終目的地の大きな雑貨屋さんを発見。


なぜか脳内を流れていく『ザナルカンドにて。』
最後かもしれないだろ? だから、全部話しておきたいんだ……。

いやいや、終わってどうすんだ。頑張れ俺。負けるな俺。
雑貨屋さんをゆっくり一回り。普段目にしないような物が沢山。


ここまでで予定時間に達したので、LINEを交換して解散となりました。
これで次回以降は直接デートの相談ができるシステムなわけですね。

やりおる……沼が深いぞ、これは……。
や、正直めちゃくちゃ満足度が高いサービスです。何これ、チョロい。


ゴミを見るような冷たい視線ではなく、終始好意的に接してくれるので涙が出るほど素晴らしい。リピーターになる和也の気持ちが分かったぜ……。

レンカノもかのかりも、全力で応援していきたいなと思いました。
もちろん自分自身もちゃんと成長していかなくてはなりませんが。

異常、じゃなかった。以上、レンカノ体験レポートでした!!!

Piacere! 渋谷公演Day2

こんばんは、氷雨です。
10/29(土) 17:00開演『LAWSON presents 麻倉もも Live Tour 2022 Piacere!』渋谷公演Day2に参加してきました。今回はその感想記事となります。

以下、公演に関するネタバレ等を含みます。
またこの感想記事はあくまでも私から見た麻倉ももさんというスタンスになりますので、その点を踏まえて読んでいただけると嬉しく思います。


私個人としては、麻倉ももさんのソロライブは2018年11月に舞浜アンフィシアターで開催された『Peachy!』千秋楽以来、約4年ぶりの参加でした。
『Agapanthus』は横浜公演に行く予定でしたが幻となってしまいましたし、今回のツアーは皆さんの感想を拝見してとても楽しみにしていました。


以下、今公演のセットリストとなります。

1. ネムイケド
2. Good Job!
3. カラフル
4. シュークリーム
5. Love me, Choose me
6. ふたりシグナル
7. フラワーズ

8. eclatante
9. ユメシンデレラ
10. monologue
11. あしあと
12. 明日は君と。
13. Run for you
14. Fanfare!!
15. 満開スケジュール
16. ピンキーフック

EN
17. プリンセスじゃなくても
18. 恋のプレリュード
19. 彩色硝子

日替わり曲は2、14、18曲目かな?
他公演のセトリをあまり見ていないので違ったらすみません。


2018年『Peachy!』の頃に私が感じていたのは、麻倉ももさんはめちゃくちゃ可愛いけれども、率直に言って雨宮天さんのライブで感じられるような魂の震えは感じられなかった、ということでした。

それは私が雨宮天さんのオタクとしての贔屓目かもしれないし、楽曲の好みなのかもしれないし、彼女自身の声優・アーティストとして本気度の見え方とか、色んな複合的な理由があると思うんです。


雨宮さんや夏川さんの楽曲は尖ったものが多く、御本人の好みが非常に分かりやすいという特徴がある。逆に言えば結構人を選ぶはずです。好きな人には刺さるけど、好みでない人は全然刺さらない。

それは世界観が確立されているからです。麻倉ももさんの曲は人を選ばないけど、だからこそこの曲を麻倉ももさんが歌う理由が見えてこなかった。


私の不勉強かもしれませんが、当時の麻倉さんのやりたいこと、彼女の世界観や色の部分をもっと感じたい、という点でパンチが不足してたんです。

そしてファンとの関係性や距離感を(たぶん彼女自身も)掴みあぐねていたことが一番大きかったんじゃないかなと勝手に思っています。いました。


しかし今私が書いたことの全部、昨日の公演では綺麗さっぱり洗い流されました。麻倉ももさんだからできること、麻倉ももさんにしかできないライブが、間違いなく目の前に広がっていました。

『Peachy!』から『Agapanthus』を経て、アーティストデビュー6周年を目前に控える彼女の色と成長と自信が見えた。こうしてブログを書きたいと思うくらい感情を動かされた。それが答えです。


もも組の皆さんからしたら、外野がごちゃごちゃ言ってんじゃねぇよって感じかもしれませんが、ミリオンライブ!のメンバーの一人、TrySailのユニットの一人として雨宮さん、夏川さんとともに足掛け8年も応援してたら、そりゃ最推しじゃなくても感じるものはあるんですよ。


人前で話すのが得意じゃなくて、時に危なっかしいことを言ったり、優しさゆえに周りに遠慮してしまったり。そんな麻倉さんはここにはいなくて。

彼女が本来持っている自由さ、ようやく実現した凱旋公演を終えた自信、そして何を言ってもどんなことをしても好きでいてくれる人がいるんだ、ということを肌で感じたからこそ出てくる言葉。


ブログやTrySailとして活動してる時は全然見えなかった。
いや、麻倉ももさん、ファンのことめっちゃ好きじゃん。

とても大きな収穫でした。中野公演も行きたいくらいに。
麻倉ももさんの今後の活動、これからも応援しています。


最後に余談ですが、私の麻倉ももさんの好きな楽曲は
・秘密のアフレイド
・花に赤い糸
・カラフル

でしたが、今ツアーにて
・恋のプレリュード
・monologue
・Love me, Choose me
を好きになったことをこの場でお伝えしておきます。


バラードというか失恋ソングが好きなのがバレるな!
そして最後の最後にクソどうでもいいことですが、ハロウィン前の渋谷、西武ドームの次に行きたくないです。なんだあの人混み! ばーか!
では、また次のブログで。

単推しの良し悪し

突然ですが推しのいる皆さんに質問です。
あなたは単推しですか? それともDDですか?

私自身かなり単推し気質が強いオタクだと思います。あまり器用なタイプではないので、複数の推しに対して熱量を持ち続けられない節があります。


幸いなことに私のそう言ったスタイル、格好良く言えば「流儀」を褒めてくださる方も中にはいらっしゃって、大変光栄なことだなと思う毎日です。

とは言え、私がDD反対派かと言えば全くそんなことはなく、むしろ推し事をする上でDDであることは決してマイナスにはならないと思っています。


そもそも、DDって色んな人の魅力的な所、素敵な一面を見つけるのが上手くて、それだけ沢山の人に情熱を注げるエネルギーのある人ですよね。

金銭的には厳しいものがあるかもしれませんが、それだけ日々色んな推しの供給を得られるのなら、お釣りが来るレベルで幸せなことだと思います。


じゃあ、単推しでいることのメリット・デメリットって何?
ってことを改めて考えてみました。

これは私の経験則なので当てはまらない方も多いかと思いますが、実際のところ割とデメリットもある話なので、まずそちらから話していきますね。



一番のデメリットは「愛が重くなる」こと。

単推しなので当然っちゃ当然なんですが、かつては等しく遍く愛を注いでいたコンテンツにさえも、少なからず「俺が見たいのは担当(≒推し)なんだよな……」という非常に極端な感情を持ってしまう瞬間があります。ありました。


担当のソロ曲への想い入れが強くてライブの演出の仕方に不満を抱いたり、アニメにおける推しユニットの扱いや展開にブチギレた過去もあります。

「あ、俺コンテンツ推しできなくなってる」と気付いてからは距離を置くようになりましたが、まあ面倒くさいオタクになりやすいということです。


他には独占欲であったり、同担拒否であったり。
これは「良いファンってどんなファンなんだろう?」って話にも派生してくるんですが、私自身、理想とするファン像というものがありまして。

・自分の言葉で推しの好きな所を発信できること
・推しが好きな人たちが集まって輪を作れること


これは大事にしていきたいなと思ってるんです。
ファン同士がいがみ合ってたら空気も悪いし、嫌いな人がいたらせっかく推しの現場なのに行きたくなくなるじゃないですか。それって嫌だなって。

少なくとも推しに迷惑をかけるファンではありたくない。


そこから逆算していくと、自ずと「独占欲」「同担拒否」みたいな感情は、抱くなとは言わないまでも、どこかで対峙しなきゃいけない瞬間が来る。

大方それは他人と比較することで生まれるマイナス感情なので、そこと折り合いをつけられるようになったら一皮むけたと言えるのかもしれません。



色々単推しの厄介ぶりを話してきましたが、次にメリット。
一番のメリットはやっぱり「説得力」を持たせられること。

長くその人だけを応援し続けてきた人の言葉には、他の人にはない凄味というか重み、のようなものがありますよね。一朝一夕には身に付きません。


そして推しに「いつも応援してくれてる人」という安心感をもたらせるでしょうし、距離感さえ履き違えなければ信頼関係を築くこともできます。

私は「推し変するな」とは思いませんし、実際これだけ魅力的な人が溢れているので「推し変」「推し増し」は当たり前の世の中なんだと思います。


ただ、その中で単推しを貫けるのなら推しだって一人の人間なので、相応のプラスの感情は持ってくれているんじゃないかな?と思ったりもします。

具体的には書きませんけれど、8年も単推しやってるとそれなりに「これもしかして私信ですか???」みたいな奇跡が何度か起こったりもします。


まあ9割方ただの勘違いですし、ていうか勘違いでなかったらそれこそ、推しに対するガチ恋症状が一気に末期化していくことになるわけですが!

つまり何が言いたいのかというと、それだけ本気で好きになれる人に出会えたということこそが、単推し最大のメリットと言えるのかもしれません。


色々思いつくままにうだうだ書き連ねてきましたが、要するに自分に合った方法で楽しく推し事をしていけるなら、それに越したことはありません。

昨日も今日も明日もこの先も! 推しの笑顔が第一!!!
推しがくれる幸せを、私も周りに還元していきたいものです。
それでは。

氷雨会丹波山合宿

タイトルの通り、丹波山合宿に行ってきました!
台風が接近する中ということで一時は危ぶまれた旅程でしたが、3ヶ月前から予定を組んでいたので無事に決行できたことにまずはホッとしています。

今回の旅の目的は声優の雨宮天さんがワーケーション動画を撮られた場所・山梨県丹波山村聖地巡礼を兼ねて、青き民との親睦を深めることでした。


youtu.be


元々は村の狼伝承を題材にした絵本の朗読を雨宮さんがされていて、その繋がりでこのワーケーション動画も制作されることになった経緯があります。

tabayama.info

ameblo.jp


シルバーウィーク前半の3連休とあってか、奥多摩駅までの道中もそれなりに混雑していました。山登りやキャンプと思しき人の姿も多かったです。

車窓から見える田園風景や、山の中をズンズン登っていく電車の中で「これも東京なんだよな」と不思議な気持ちでした。そして奥多摩、遠い!(笑)

Twitterを眺めていたら(おそらく)全員が同じ電車に乗っていたのが地味に面白かったです(集合時間10分前到着の電車なのでそれはそう)


程なくして今回の合宿に参加する5人が集合。
駅前にある氷川サービスステーションさんでお昼にします。

麺は手打ちだそうで、定食やセットものは千円ちょっととリーズナブルな値段でなかなかボリューミーです。ラーメンや丼単品ならさらに安いです。
テーブルごとのお会計なのでそこだけご注意を。


その後、近くのコンビニで飲料・食料の補充を済ませ、いよいよ丹波山村に向けてバスに乗り込みます。通常であれば丹波行きのバスで一本です。

が、現在は土砂崩れによる国道411号の不通にともない、途中の「大津久」で無料のシャトルバスに乗り継ぐ必要がありますので気をつけて下さい。

こちらのシャトルバスは土日祝限定の移動手段になりますので、平日の場合は村民タクシーを活用するなど、別の手段を講じなくてはなりません。


「や、いろは坂か??」と感じるレベルでうねった道を器用に登っていくバスに揺られながら、早速車内で限界トークかましていく青き民の面々。

ワーケーション動画の再生数の100分の1はこの5人で再生してる説や、今後参加予定のライブ・イベントなどをお互い確認し合ったりしてました。


乗り継ぎ時間も含めて90分ほどバスに揺られ、遂に終点「丹波」に到着! ここから5分ほど道を戻ると、この日の宿「かどや旅館」さんがあります。

小ぢんまりとした昔ながらの民宿のような出で立ちですが、中に入らせてもらうと思いの外広くて、趣のある素敵な旅館であることが分かりました。


荷物を下ろして部屋の確認をした後、丹波山村温泉「のめこい湯」でお風呂と夕飯をいただきに出発します。旅館からは徒歩10分くらいでしょうか。

旅館経由で入湯すると大人一人300円に値引きしてもらえるので要チェックです。温泉の最終受付は18時、併設の食事処は18時半がラストオーダー。


駐車場に併設された「道の駅たばやま」では特産品やお土産も購入できますが、こちらの営業は17時までなので早めにチェックしておきましょう。
件の「狼絵本」もこちらで購入可能でした!


露天風呂で丹波山の空気を感じながらひとっ風呂浴びた後、自販機でいろはす「もも」を購入する異常者青き民。瓶のコーヒー牛乳がほしかった!

お食事処はカレーや丼、麺類など一通り揃っています。私は蕎麦とデザートのアイスを注文したのですが、先にアイスが出て来て少し焦りました(汗)
みるみる溶けていくアイスを横目に蕎麦を啜る葛藤()


食事を終えた後は旅館に戻って、合宿メンバーに持ってきていただいたPCとUSBケーブルを旅館のテレビに繋ぎ「Magia Day 2022」を見ながら、ほぼほぼ学生時代以来のトランプやUNOといったカードゲームに勤しみました。

途中、旅館の女将さんからフルーツや夜食のおにぎりを差し入れしていただくなど、こういった旅館ならではのサービスだなぁと心が温まりました。


その後は持ち寄ったTrySailのMV集や、Paint it, SKYなどを見ながら盛り上がるものの、まだ日付も変わっていないことに驚く一行。時の流れが遅い!

大阪からわざわざ合宿に参加したメンバーを筆頭に、移動の疲労と睡魔が次々にピークに達する面々。2時からの青天井はリアタイできるのか!?


5人の団体ということで二部屋用意してもらっていたのですが、もう一部屋から布団を持ってきて大部屋の方に5人分の布団を敷き詰めて寝ることに。

「や、仲良すぎか??」とは思いつつも、合宿の醍醐味って感じもして楽しい。一人だけ布団の向きを逆にして寝る謎の奇行行動には笑いました。


寝たい人は寝て、青天井まで粘る人は横になりながら他愛もない話をしました。自分のことより推しの結婚相手について真剣に考える異常独身男性。

私は青天井を聴いてから寝ました。
これにて初日が終了。


2日目はなんだかんだで6時過ぎには覚醒しました。
朝食付きプランにしていたので、程なくして朝食が運ばれてきます。朝食はTHE・和食といった焼き魚、味噌汁、納豆、お漬物などが並びました。
朝に弱いグループと朝に強いグループで対照的に。


私はどちらかと言えば夜型なのですが、三食きちんと食べるタイプなのでバッチリ完食しました。炊飯ジャーごと持ってきていただいたので残すのも忍びなく、ご飯を3杯食べたらあとで若干胃もたれしたのは内緒だ……。


本来なら旅館を出た後はTABAワークセンター、きのしたベーカリーなどを散策する予定だったのですが、ここであいにく雨が土砂降りの様相に。

先程も申し上げたいろは坂レベルの迂回ルートは合計雨量が100ミリを超えると通行止めになるおそれがあり、帰り道を断たれることになります。


女将さんの勧めもあって、悩んだ末にこの後の予定を泣く泣く切り上げて帰ることに。
来ようと思えば合宿にはまた来られますからね。安全第一。
青き民と女将さんとの記念撮影を経て、帰路に着きます。


女将さん的には大学のサークルか何かだと思っていたようで「皆さんは何学生さん?」と聞かれたのですが「社会人と学生です」とお答えしたところ、とても驚いていました。
まあ何の集まりか普通分かりませんよね……。


バスの発車時刻が迫っていたので慌ただしく出発してしまったのですが、もう少し時間的な余裕があれば雨宮さんのお話も伺いたかったです。
お世話になりました、ありがとうございました!


大雨降りしきる中、帰りのバスが到着。
ぐんぐんと山道を下って行きます。幸いまだ通行止めにはなっておりませんでしたが、あまりの雨の勢いに早めに出発してよかったなと感じました。

その後、無事に奥多摩まで戻ってきてからは各々の帰宅ルートに着きました。私は帰宅2路線の運転見合わせと遅延に巻き込まれたのはまた別のお話。


以上、氷雨丹波山合宿の紀行文でした。
大変楽しかったので、また計画したいと思います!
皆さんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?