『ガチ恋』について

とある方からガチ恋大王と呼ばれています、氷雨です。
こんばんは。さて、前回もお話しましたように、今日掘り下げる話題は『ガチ恋について』です。皆さんは「ガチ恋」と聞いて誰を思い浮かべますか?
これを読んでいる人は私を思い浮かべそうですが……。

ご存知のように、私は雨宮天さんが好きです。
恋い焦がれていると言っても、否定はできないレベルなのかもしれません。
では、一般論としてはどうでしょう。どんな人を指すのでしょうか?


ずっと長いことその人を応援し続けてる人でしょうか。
お手紙やラジオにメールを沢山送ってる人でしょうか。
ライブやイベントに物凄く足を運んでる人でしょうか。
CDやライブグッズを沢山積み増ししてる人でしょうか。
沢山のファンを巻き込んで何かをしてる人でしょうか。


どれかひとつであっても、それが本気だったとしたら。
人によって様々な事情や環境に置かれている中、それだけ労力、時間、お金を掛けられる人がいる。掛けても良いと思えるほど応援したい人がいる。
それは最早、ガチ恋と言っても申し分ないような気がします。


実用日本語表現辞典から引用しますと、
「ガチの恋」、すなわち、冗談めいた意味合いではなく真剣に恋愛感情を抱いた様子を述べる言い方。とりわけアイドルやタレントに(ファンの域を超えて)本気の恋愛感情を抱いてしまった状況を指して用いられることが多い。
というようなことが書かれております。


恋愛感情。
というと、どうなのかなと手が止まります。当たり前ですが私自身、本気でいわゆる『推し』と恋愛できるなんて露ほども思っていません。
そもそも、目を見てお話しすることすらままならないようなレベルで、恋愛なんて可能性を考え始めた時点で心臓が止まってしまいます。
その程度の理性というか、自意識というか。良識は持っているつもりです。


では、巷でよく話題になる『ご報告』について。
あなたの好きな人が公表したらどう思うでしょうか。ショックを受けますか? それとも心からその人の幸せを願うことができるでしょうか。
本当に好きだと思っていたら、多少なりとも衝撃は受けてしまうものですよね。ただ、それでファンを辞めるかどうかはまた別の話な気がします。


先ほど一般論として、ガチ恋ってどんな人?というのを羅列しましたが、私はそれらの乗算が結果的に「気持ちの大きさ」なんだと思ってます。
全ての行動が「好き」だからこそ。「好き」の気持ちに端を発して、応援の形として「それをしたい!」と感じる。それが『ガチ恋』の解なのかなって。
だからと言って、それをしていないから「応援してない」ということにはならないと思います。気持ちは他人からは計ることができないものです。


      ◇   ◇   ◇   ◇   ◇


さて。それでは次に私が「ガチ恋」するほど敬愛する声優アーティスト、雨宮天さんに対する私の印象などを掘り下げていきたいと思います。
はっきり言ってしまうと、麻倉ももさんと夏川椎菜さんに対する印象と比較して、相対的に非常に沢山のものを感じ取ってしまっている以上、最初の印象を正確に掬い取ることがかなり困難になってしまっています。ある程度はご容赦下さい。


☆私から見た雨宮天さん
こちらもきっかけは『劇場版アイドルマスター 輝きの向こう側へ!』からです。
当時、私をアイマスに招き入れてくれた先輩Pに「美人声優がいる」と天さんのことを教えてもらったのですが、特に何も感じなかったことは覚えています。確かに美人だけど、声質も演技自体も「よくいる新人声優」だと捉えていました。


その頃の私はアニメ・アイドルマスターの影響で千早Pでしたし、劇場版を見ても雨宮天さんが声を務めた北沢志保に対して、特に悪い印象はありませんでしたが「何かと突っ掛かる不器用な後輩アイドル」としてしか見ておりませんでした。
その印象が大きく変わり始めたのは、このブログでも何度か申し上げているように『MoIW2014』というアイマス関連コンテンツ合同ライブです。


ライブ自体には就活真っ只中だったこともあって参加できませんでしたが、同年秋になって発売したライブ円盤を買って観てみることにしたんです。
そこには新人声優としてSSAの大舞台で、手足を震えさせながらも全力でソロ曲『ライアー・ルージュ』を披露する雨宮天さんの姿がありました。


すごい。なんて圧巻のパフォーマンスをする人なんだ……。
言うなれば、それが私が雨宮天さんに抱いた初めての印象かもしれません。
劇場版を見てからすぐに、いわゆる『グリマス』を始めていた私は、その日から北沢志保Pとして天さんと志保の活躍を追っていくことになりました。
そこからはもう、急転直下。様々な媒体を通じて、魅了されていきました。


雨宮天さんの何がファンを惹きつけて離さないのでしょうか?
全部、確かに全部です。いくつか挙げろと言われたら、軽く20個くらいは挙げられてしまうし、彼女の魅力はそれこそ枚挙に暇がありません。それでも敢えてひとつ挙げろと言われたら、私はやっぱり天さんの「内面」なんだと思います。


少年のようにいたずらっ子なところ。目を細めて無邪気に笑うところ。完璧超人に見えて弱点だらけなところ。どんなに困難な道のりでも決して妥協せず、自分の信じる道を突き進むところ。ファンに自分の言葉で感謝を伝えてくれるところ。
他のファンは分かりませんけれど、少なくとも私は彼女の「内面」が好きです。びっくりするくらい真っ白な「あどけなさ」に惹かれるから。


分かりやすくキーワードにすると「対等に」「信じられる」。
初期の『天模様』で好きな記事があって、2014年7月4日更新分のこちらです。
群青ガラパゴス ぴあ第41回 | 雨宮天オフィシャルブログ「天模様」Powered by Ameba
そこにはファンへの感謝の気持ちとともに、次のようなことが書かれています。


「皆さんとはお互いに応援しあえるような素敵な関係を築いていけたらな、と密かに思っています(´`) 出来たら私も応援をお返し出来たらな、と。」

なんということでしょう。応援しあえる関係。芸能人と一般人なのに、です。私たちファンは一生、憧れの人と対等になんてなれないはずなのに。
けれど天さんはいつだって、私たちを「対等な関係」に引き戻してくれるんです。


一方通行にならないよう、いつだってきちんと言葉を返してくれて、気持ちを伝えてくれて。こんなに応援しがいのある人を私は他に知りません。
だからこそ、私はひとりの人間として雨宮天さんを「信じられる」のです。
どんなことがあっても、常に仕事にも私たちにも、真摯に向き合ってくれる天さんだから。そんな天さんだからこそ、応援したい。気持ちを返したい。


私の根底にある気持ちは、たったひとつです。
「ありがとう」を伝えたい。心から、そう思うんです。


天さんが努力して強くあろうとしていることを知っているから、こんなに沢山のファンがあなたを応援していますよってことを知っていてほしい。
もう知ってるよって思われるかもしれないけど、何度だって伝えたい。

この気持ちを誰かがガチ恋と呼ぶなら、私は甘んじて受け止めます。
なってやりますよ、ガチ恋大王に。それで少しでも気持ちが伝わるなら。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。