『天年の宴』~まとめと舞台裏~

こんばんは、氷雨です。

雨宮天さん声優デビュー10周年御祝い製本企画『天年の宴』無事にほぼ全員の方に行き渡ったということで、寄稿という形でご参加いただいた皆さん。ご協賛いただいた皆さん。そして応援してくださった皆さん、ありがとうございました!

あとは雨宮天さん御本人に郵送させていただくことを残すのみです。これからRBVツアーの感想をしたためたお手紙とともに発送準備をしたいと思います。


期間としては実に10ヶ月に及ぶ長期の企画となりましたが、滞りなく完遂させることができて、ほっと胸を撫で下ろしているというのが正直な感想です。

今回は『天年の宴』を立ち上げた経緯であったり、制作する過程での舞台裏なんかを交えながら、備忘録代わりにここにまとめておきたいなと思います。


前段① 企画発表前

構想は2020年10月には既に頭の中にありました。
その初出しツイートがこちら。

この頃の私が考えていたことは、大きく2つでした。
①昨今の状況でも天さんに想いを届ける方法がないか
②TLの皆さんにとっても希望になることができないか


まず①ですが、コロナ禍真っ只中という難しい状況が続く中で、ファンとしてできる応援の形が物凄く狭められていきました。イベントやライブは開催されず、辛うじて開催されたとしてもプレボもなければ、御花も送ることができない。

できることと言えば、ラジオにメールを送ることくらいしか思い付かなかった。なので、2020年は私なりにメールに力を入れていた年でもありました。


もちろん事務所に御手紙を送ることもできましたけれど、プレボが置かれていない以上、送らない方がいいのかな?という気持ちが拭えなかったことと、よりリアルタイムに感想を伝えるにはメールの方がいいなと感じたのが理由です。

一方で、やっぱりメールの上手い方は本当に上手くて。送っている数も桁外れなら、採用数も段違いなんですね。追い付きたくてもとても追い付けないです。


だからメールによる応援はそういった職人の皆さんにお任せして、私はちょいちょい読んでもらえたらいいなーというスタンスでやっていこうと思いました。

じゃあ、私の主戦場はどこにあるのか。私にしかできないことが他にあるんじゃないか? もっと想いを伝える方法があるんじゃないか?と感じていました。

そんなことを考えた時に頭の中にあったのが『The Clearest SKY』に向けて、ファンの皆さんの手を借りて一冊の本に纏めた有志企画さんの製本企画でした。


ライブやイベント等、開催可否に左右されることのない直近での御祝い事として、2022年の声優デビュー10周年が頭に浮かびました。ここに向けて、私も青い仲間の皆さんの力をお借りして一冊の本が作れたらいいなと構想を練りました。

この時点で確定していたのは、10人の物書きさんと10人の絵描きさんを募って本を作る、という大枠だけです。実際の発表はここから3ヶ月後となりました。


次に②に関して、第一波と第二~三波ではオタクにとって明らかな差がありました。それは「仕事は休みならないが、推しの供給は少ない」という状況です。

第一波の頃は「そらのはるやすみ」「もちょ10」といった特別な供給がありましたが、第二~三波の頃になるとコロナ禍における仕事のやり方が確立されてきたこともあって、仕事は休みにならない「縛りだけの緊急事態」が続きました。


終わりの見えないコロナ感染者の増大と繰り返される緊急事態に、TwitterのTLの仲間たちも日毎に発言が暗くなったり、姿を見せない人が出始めていました。

とにかく明るい話題を作りたかった。目標があれば人は頑張れます。私の企画を、誰かの楽しみにしてもらえたら。そう願わずにはいられませんでした。


前段② 企画発表後

企画を正式に発表したのは2021年1月でした。
その時のツイートがこちら。

明るい話題を作りたくて、当初の予定より前倒ししました。
とにかく、協力していただける10人の物書きさんと、10人の絵描きさんを見つけるところからでした。見つけられなければ、そもそも企画が始められません。


オファーする方たちは事前にリストアップしていましたが、私は決して顔が広いわけではありませんでしたので、ご寄稿の交渉は正直かなり骨が折れました。

物書きさんはフラスタ経験者を中心に声をかけました。こちらは幸いにもTCSで楽屋花を贈った際に繋がりができていたので、思ったよりもスムーズでした。


問題はイラストをお願いする絵描きの皆さんで、こちらは初めましての方が7割を占めておりましたので、精神的にかなり気を遣ったことを覚えています。

まだ信頼関係がない状況での交渉はほとんど賭けみたいなものです。とは言え、青き民としての輪を広げるチャンスでもあると捉えていたので頑張りました。


もちろん取り付く島もなく交渉が終わったこともありましたが、こちらからオファーする前に手を挙げてくださった方もいて、すごく救われた気がしました。

布陣が固まったのが2月半ば。そこから原稿の提出まで半年以上の余裕を持たせました。4月から社会人になるというお話をされていた方も結構いらっしゃいましたし、元々社会人の方にも参加していただきやすいように、との考慮からです。


そこまでの期間、いかに企画を盛り上げていくのか。広報活動をどのように行っていくのか、ということが私の役割であり、考えるべき着眼点となりました。

まずは企画参加者の発表を小出しにすること。具体的には2月からひと月毎に4人ずつ発表していく形式にしました。それで進めてメンバー発表の完了が6月。


次に6月からは企画参加者の皆さんとのコラボキャスを通じて、その方の人柄などを知ってもらって、合わせて募集していた協賛者の皆さんに対して親近感を感じていただくとともに、私も個人的に親睦を深めたいなという狙いがありました。

もちろんこちらも一緒に話していただける方がいなければ始まらないのですが、運良く一発目に手を挙げていただけた方がいて、後が続いていった感じです。


特に初回はゲストをお呼びするというのが初めてだったこともあり、拙い進行にはなってしまいましたが、こめぱんさんには今も感謝の想いしかありません。

いつもましての東雲 ケイさんやDarkNeonさん、ツイキャスで初めてちゃんとお話したNightさん、あすかさんにも合わせて改めて感謝を申し上げたいです。


という感じで、毎月のように企画参加者の中からゲストをお呼びできたことは貴重な体験でしたし、興味深いお話もたくさん聞けて本当に楽しい思い出です。

これを書いている時点でもアーカイブは公開しておりますので、聞き直したいですとか今日初めて知ったという方は、よろしければ一度聞いてみて下さいね!


中段 入稿準備~本の完成

原稿の締切は9月30日に設定しました。

原稿が出揃ったのはさらに数日後のことになるのですが、ここに関しては私の詰めの甘さもありましたし、コミケで頒布するわけでもなく「正式な締切」がない企画でもあったので、そこはあまり追及するべきところではないかな、と……。


むしろ納得の行かないものをご提出いただくよりは、拘って天さんに喜んでいただけるものを作りたかったですし、スケジュールにも問題はありませんでした。

印刷会社さんはオレンジ工房さんにお願いすることにしました。

こちらも企画発表前からいくつかリストアップしていましたが、最終的な決め手は「本を作ったことがない人間にも分かりやすく丁寧」なHPだったからです。


あとは複数の人間が関わる寄稿本という性質から、拡張子やテンプレートがバラバラになったとしても対応してもらえるのか?という点を心配していたのですが、そういった懸念点もQ&Aなどで親切に詳しく書かれていたので助かりました。

入稿は全てオンライン上で完結し、特に困ることもなかったです。原稿の確認作業は大変でしたけれど、皆さんの熱量を感じながらの作業は楽しかったです。


TrySailのRBVツアー中に本が完成する目途が立ったので、私が参加する東京公演両日にてお渡しすること、お会いできない方は郵送対応することを決めました。

入稿作業の合間を縫ってDMを送らせていただきましたが、こちらも過去最大の対応人数だったので、嬉しくもありながら正直結構アップアップしてましたw



11月4日に発送のメールが来て、5日に私の手元に本が届きました。

箱の中にメモ書きでメッセージが入っていたり、梱包状態にも不満はなく、もちろん完成した本も一冊ずつ丁寧な仕上がりで、全体的に満足のいく内容でした。

こちらの印刷会社さんにお願いして良かったなと思いましたし、どこに印刷を依頼したらいいかもし迷っている方がいたら、ぜひお勧めしたいなと感じました。



後段 本の内容について

内容に触れていきたいと思います。
本を持っておられる方は目次のページをご覧ください。

ご参加の皆さんの掲載順をどのようにしよう?
結論から言えば、混合五十音順にしました。


五十音順で掲載すれば順番に頭を悩ませることもないかなと思ったのが正直な所だったんですが、原稿を拝見するとこれが上手く行ったと思ってるんです。

僭越ながらお一人ずつ感想を書かせていただきたく思います。


①アクトさん

お互いの御祝花企画に協賛したり、逆にしていただいたりしていて、天さんの熱心なファンのお一人という印象を持っています。2019年末のリケ恋のイベントでは連番していただいたご縁もあって、今回もお声掛けさせていただきました。

アクトさんの文章は全体的にとても謙虚に書かれていて、だからこそ「よくない発想」の段落で語られた内容は、少し気分が落ち込んでしまった時、誰しも一度は考えてしまうことなんじゃないかなと思いました。もちろん私もあります。

なのでより親近感を覚えながら読むことができましたし、一人目の物書きさんとしてすっと物語の中に入っていきやすい、プロローグのような役割を担っていただいたなと感じています。ご寄稿くださり、本当にありがとうございました!


②あすかさん

以前からラジオのメールやイラストを拝見していました。あすかさんが絵を描かれたMR05、第2回音楽で彩るリサイタルの御祝花企画に協賛させていただいた頃から、いつか一緒に何かしたい!と思っていて、今回念願が叶った形でした。

イラストは水面の上を歩いているように見えて、どこか神秘的な世界観の中で二人が手を取り合って進んでいく様子がキャラに寄り添う天さんの心を表現しているようで素敵だなと思いました。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


③うじゃのさん

以前からラジオのメールで存じ上げていましたが、TCSを境にやり取りさせていただくようになりました。私からオファーさせていただく前に参加したいと手を挙げていただき、大変救われたような気がしましたし、心強さを感じました。

文章はさすがのうじゃのさん節と言いますか。たった4ページの中に物凄いエッセンスが凝縮されていて、特に「環世界」のお話が印象的でした。ずっと天さんを見守っているのに、少しだけ交わる距離感の尊さというか優しさというか。

まるで長編エッセイを読み終えたかのような心地の良い読後感、とても心温まる文章でした。こんな感想すら「野暮」なのかもしれませんが、私はどんな野暮なことでも伝えていきたいです。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


④あまるんさん

快活な天さんが表現された素敵な天誕イラストがとても印象に残っていたので、今回表紙イラストともに参加オファーをさせていただきました。当時は初めましてであったにもかかわらず、ご快諾いただけたことが本当に嬉しかったです。

イラストは思わず笑みが溢れてしまいました。常に全力で今を楽しんでいる笑顔全開な天さんが大好きなので、見ていて心がほっこりします。ご寄稿くださり、ありがとうございました! なお表紙イラストは別項でお話しようと思います。


江戸川台ルーペさん

サイン会のブログで一躍時の人となり、そこからやり取りさせていただくようになったような気がします。とにかく件のブログがあまりに愛が迸ってらしたので、推し作家の新作が読みたい!という感じでお声掛けさせていただきました。

マチュアとは言えさすが作家さん、物語に引き込む言葉のチョイスと文章構成力が半端ないです。ルーペさんがどのようにして天さんのファンになったのかということにも興味があったので、それが分かったことは個人的に収穫でした。

適度に笑ってしまうような内容も織り交ぜられている一方で、私はどちらかと言えば「生涯好き」と口にしてしまう側なので、終盤の「永遠」のお話は考えさせられる部分がありました。ご寄稿くださり、どうもありがとうございました!


⑥こあ。さん

優しいタッチの素敵なTrySailのイラストを描かれることで、ファンにお馴染みのこあ。さん。もちろん私も一方的に存じ上げていて、今回是非にと参加のオファーをさせていただき、無事にご快諾いただけてほっと胸を撫で下ろしました。

私にとっても思い入れの深い作品、EDテーマでもありますので、このイラストを拝見した時に「天さんは何を歌うのかなあ。やっぱりあの曲なのかな?」と思いを馳せてしまいました。ご寄稿くださり、本当にありがとうございました!


kaguyaさん

御花企画に熱心な青き民のお一人という認識でしたので、TCSで私が御花を出させていただいた際、早い段階から協賛に名を連ねていただき、とても心強く感じたことを覚えています。そこからのご縁でお声を掛けさせていただきました。

kaguyaさんは気さくで陽気な方だというイメージを勝手に持っていて、文章を拝見して意表を突かれたというか、正直言って意外でした。しかしだからこそ、ここまで熱意を持って応援されているんだなと気付かされたような気がします。

天さんとの出会いのお話も大変興味深い内容でしたが、最後の6行が本当に「それすぎてそれ!」という感想しかなく、kaguyaさんの本心の一端に触れることができて嬉しかったですね。ご寄稿くださり、本当にありがとうございました!


⑧天貴予報さん

特徴的なお名前ということもあってトラハモ初期の頃から存じ上げていて、時々密かにイラストを拝見しておりました。今回初めましてでやり取りをさせていただく中で、光井ほのかに対する愛がすごいなあと至る所で感じていました。

上げていただいた二人のイラストは天貴さんの愛が沢山詰まっていて、天さんのデコルテなイラストは眼福で(小声)、参加のオファーをさせていただいて本当に良かったなと思っています。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑨こめぱんさん

天さんは同性ファンを喜んでいた印象があり、女性の物書きさんを探していました。こめぱんさんのお名前はメールやライブパンフで拝見したことがあり、天さんへの愛が深い方だなあと思っていたのでお声掛けさせていただきました。

肝心の文章は「あれ、野郎達より狂ってるぞ……(褒めてます)」という序盤から一転、中盤から終盤にかけて「わかる、わかりみしかない」とずっと頷きながら拝見したのですが、全体通して「いや、文才しかない」の一言に尽きます。

楽しくそれでいて熱量を感じられるので、こめぱんさんの文章を知らないのは勿体ないと言いますか。企画当初は初めましてでしたけれど、本当にオファーして良かったなと感じています。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑩Nightさん

青き民として御祝花企画の礎を築いた方だと思ってはいたものの、偉大すぎて近寄りがたいと感じていた私に、TCSの御花企画を機に歩み寄っていただけたことが嬉しかったです。そこからのご縁でお声を掛けさせていただきました。

このイラストの構図はもう強いとしか言いようがなく、モノトーンなアカメが天さんの声によって魂を吹き込まれることを連想させるようでもあって。これからも見届けていきたいですね。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑪東雲 ケイさん

ケイさんともTCSでの御花企画からのご縁ですが、ここ2年の付き合いとは思えないほど密度の濃い時間を過ごさせていただいて、いつも感謝しています。私からお声掛けする前に丁寧に参加表明してくださったことも嬉しかったです。

普段は切り込み隊長と私が表現したように勢いが目を引きますが、それだけではなく元来の真面目さや一生懸命さが文章から伝わってきて、ケイさんが見てきた天さんの姿は未来の青き民の道標になっていくものだなと感じました。

どこに出しても恥ずかしくない素敵な文章でした。これからも肩肘張らずに、というか張る必要なんて全くないと私は思っているので、ぜひケイさんはそのままのケイさんでいて下さい。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑫梨林檎さん

TCSでタッグを組んで天さんに御花を贈れたことが嬉しかったですし、今でも感謝しています。そのご縁で今回もお声掛けさせていただきましたが、元々は私がTrySailを布教したんでしたよね? 何だか遠い昔のようにも思えますが!

前回はチョ・イ・スをイメージした元気なイラストでしたが、今回は優しさに満ちた天さんが尊いですし、何より手のひらのアイラがすごく可愛いです! 背景の10のバルーンも素敵です。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑬そらえもんさん

印象的なお名前なのでラジオのメールで存じ上げておりましたが、やり取りさせていただくようになったのはTCS後からでした。御花を出した経験もあったり、ブログなども書かれていたり、手広いアベレージヒッターな印象です。

実際に文章を拝見すると、このテーマなら確実に主観的なお話になるはずなのに、主観的になりすぎることなく一歩引いて俯瞰できていると言いますか。私にはないものを持っていらっしゃるなと感じる理由のひとつでもあります。

Next Dimensionのお話は全くその通りで、PiBというアルバムで一際刺さるのは、この10年の歩みの中で確立されて来た、私たちと天さんの心地いい距離感そのものだからだと思います。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑭ぴこさん

麻倉ももさんが大好きなぴこさんですが、そんなぴこさんが描かれる天さんが見たくてお声掛けさせていただきました。初めましてであったにもかかわらず、願いを叶えていただけたこと、本当にいくら感謝してもし足りません。

イラストは夜空をバックに自身が演じたキャラとお話する天さんが宛ら織姫のようにも見えて。ネイルやお衣装なども細かく拘って描いていただいて、愛が感じられて嬉しかったです。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑮DarkNeonさん

いつも私の企画に賛同してくださり、私の企画だからやりたいと言っていただけたことがとても嬉しかったです。物書きさんの中では貴重な海外代表という側面もあったかと思うのですが、しっかり書き切ってくださいましたね。

天さんは謙虚で優しいから自分のことを強いとは思っていないでしょうし、事あるごとに私たちの応援があったからだと言ってくれますけれど、実際のところ応援する私たちの方がもっと弱い。彼女のようには強くはいられない。

それでも手を伸ばしたくなるのは、それがどれだけ貴いことなのか知っているからで、心の底から憧れるからなんですよね。それがDNさんの文章からとてもよく伝わってきました。ご寄稿くださって、ありがとうございました!


⑯ふぅかさん

主にミリオンライブを精力的に応援されている絵描きさんという印象を持っていました。そんなふぅかさんが描かれる天さんはどんなイラストなんだろう? ぜひ見てみたい!と思い、今回の企画でお声掛けさせていただきました。

私自身の志保への思い入れもさることながら、ふぅかさんからいただいたコメントが愛に溢れすぎていて思わず泣きそうになったほどです。特にラスト5行はわかりみしかありません。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


鶴舞雪さん

TCSの後から時々ブログを拝見するようになり、どの記事も筋が通っていてかつ更新頻度が高いなと感じていました。天さんに対する想いも持っておられる方だなという印象もあって、今回オファーをお願いさせていただきました。

「ビタミン系ポップ」という言葉は語感もいいですし、積極的に使っていきたいですね。これらの曲を聴いていると本当に元気が出てくるので、ビタミンTとか何らかの栄養素が放出されているのではないか?と私にも思えてきます。

色んな立場や理由を持ちながらファンでいる人たちが、この本を通して天さんに対してみんな同じようなことを考えてるんだな、と私自身も気付きを得られてよかったなと思っています。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑱御鷹らんさん

以前から御花企画のイラストであったり、ライブパンフであったりでお名前を拝見して存じ上げていました。ポップなイラストが可愛らしいなと思っていて、今回是非ともご寄稿いただけたら!とお声掛けをさせていただきました。

上げていただいたイラストの二人の表情は、実際にはあまり見たことがない表情で新鮮な印象を受け、御鷹らんさんの世界観が色濃く反映されたものになったのではないかなと感じます。ご寄稿くださり、ありがとうございました!


⑲らっこさん

ソロライブに限らずアニメイベントにも積極的に御花を出されている、熱心なファンのお一人という印象を持っていました。TCSを境にやり取りさせていただくようになり、そこからのご縁もあってお声掛けさせていただきました。

御手紙のように書いてくださった文章は物書きさんのラストを飾るにぴったりな内容で、らっこさんが天さんを応援するようになられたきっかけから現在に至るまでの想いの変化を知ることができて、私自身単純に嬉しかったです。

Golden Voyageが初参戦であったり、誓いに思い入れがあったりと共通項が見つけられたことも発見でしたし、同じ青き民の仲間としていい刺激をいただけたなあと感じました。ご寄稿くださり、本当にありがとうございました!


⑳美月さん

Twitterやライブパンフなどで以前からイラストを拝見していまして、自然体な描写と言いましょうか。天さんの鋭く切り裂くような空気感を纏ったシュッとしたイラストが印象的で、今回是非に!とお声掛けさせていただきました。

上げていただいたイラストは全体通して唯一の赤宮さんでもあり、キャラに寄り添い二人三脚でともに歩んでいく。そんな天さんの想いが表現された素敵なイラストだなと感じました。ご寄稿くださり、ありがとうございました!



・表紙イラストについて

声優デビュー10周年ということで、表表紙と裏表紙で10人の天さんを描いていただきました。天さんはアニメのイベントなどに登壇する際、演じたキャラクターに寄せたお衣装や髪型をして臨まれることはファンの間で有名です。

そこから着想を得て、天さん御本人+9人の代表的なキャラクターのコスプレをした天さん、というイメージであまるんさんにお願いさせていただきました。


ちなみに天さんのお衣装はTrySailの1stツアー『THE AGE OF DISCOVERY』2着目のもの、タイトルロゴ『天年の宴』は1stソロライブ『Various SKY』に寄せたものになっていて、ファンはニヤッとしてしまう要素が散りばめられています。

これだけの完成度で10キャラ分を描いていただくには大変な労力だったのではないかと思います。あまるんさんには心より御礼申し上げます。全員好きです!


・3ページの言葉について

お気付きの方も多いかと思うのですが、私が一番好きな曲『Lilas』の一節です。美月さんにお寄せいただいた言葉から着想を得て挿入することにしました。

ソロワンマンツアーが決まって「またいつかここで 一緒に笑おう」が近い未来に実現することがたまらなく嬉しくて、気を抜くと泣きそうになりますw


・全体通して感じたこと

ここに集まってくださったファンの人たちは、応援を始めた時期も、きっかけもそれぞれ異なるものだったと思うのですが、雨宮天さんに対して持っているイメージであったり、好きな所といったものは物凄く近いなあと感じました。

それはこの10年の歩みで天さんが(あるいは僭越ながら私達とで)作り上げた「雨宮天」そのものが、より明確化された瞬間でもあったのかなと思います。


しかし10年というのは大切な節目ですが、同時にひとつの通過点に過ぎないという想いもあって。天さんはきっと、これからもまだまだ立ち止まることなく進み続けてくれるんだろうなあ、という安心感にも似た信頼を感じています。

最後に、ご参加いただいた20名の皆さん。協賛していただいた皆さん。企画を応援してくださった皆さん。重ね重ねになりますが、ありがとうございました!


これからも心に青い光を灯しながら、私は私にできる応援を続けていきたいなと改めて思いました。また何か企画した際は力を貸していただけたら幸いです。

雨宮天さん。少し早いかもしれませんが……。
声優デビュー10周年、おめでとうございます!